1.8.4 データの暗号化を無効にする(パリティグループに属するボリュームにプールボリュームが含まれる場合)
背景
パリティグループに対して、データの暗号化を無効にするためには、容量削減機能を無効にする必要があります。
前提条件
-
必要なロール:セキュリティ管理者(参照・編集)ロール(フォーマットを同時にする場合は、セキュリティ管理者(参照・編集)ロールとストレージ管理者(プロビジョニング)ロール)
操作手順
-
[ストレージシステム]ツリーから[プール]を選択します。
-
[プール]タブから、暗号化を有効にするパリティグループが属しているプールを選択し、[仮想ボリューム]タブを表示します。
-
テーブルの[容量削減]欄でLDEVの容量削減機能の設定を確認します。
-
[容量削減状態]が[Disabled]以外のすべての仮想ボリュームに対して、次の操作を実施します。
-
仮想ボリュームを閉塞します。
-
仮想ボリュームをフォーマットします。
-
仮想ボリュームの[容量削減]の設定を[無効]にします。
-
仮想ボリュームの[容量削減状態]が[Disabled]であることを確認します。
-
-
すべてのLDEVの[容量削減状態]が[Disabled]と表示されている場合、次の手順に進みます。
-
-
[仮想ボリューム]タブのテーブルの[状態]欄でLDEV の状態を確認します。
-
[Blocked]と表示されている場合、LDEVは閉塞状態です。
-
[Blocked]と表示されていない場合、LDEVは閉塞状態ではありません。LDEVが0個であることを確認するか、LDEVが存在する場合は、閉塞状態にしてください。
-
-
パリティグループに対してデータの暗号化を無効にします。
「1.8.3 データの暗号化を無効にする」に示す手順を実施します。
-
[仮想ボリューム]タブのすべてのLDEVをフォーマットします。
-
仮想ボリュームの容量削減機能を使用する場合は、[容量削減]の設定を[圧縮]または[重複排除および圧縮]にします。