1.13.9 ホストモード一覧
ホストモードを、ホストグループまたはiSCSIターゲットに設定します。設定できるモードの一覧を次に示します。
ホストモード |
どんな場合にこのホストモードを選択すればよいか |
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00 [Standard] |
Red Hat LinuxやIRIXなどのサーバホストをホストグループに登録する場合※1 |
01 [(Deprecated) VMware] |
VMwareのサーバホストをホストグループに登録する場合※2 |
03 [HP] |
HP-UXのサーバホストをホストグループに登録する場合 |
05 [OpenVMS] |
OpenVMSのサーバホストをホストグループに登録する場合 |
07 [Tru64] |
Tru64のサーバホストをホストグループに登録する場合 |
09 [Solaris] |
Solarisのサーバホストをホストグループに登録する場合 |
0A [NetWare] |
NetWareのサーバホストをホストグループに登録する場合 |
0C [(Deprecated) Windows] |
Windowsのサーバホストをホストグループに登録する場合※3 |
0F [AIX] |
AIXのサーバホストをホストグループに登録する場合 |
21 [VMware Extension] |
VMwareのサーバホストをホストグループに登録する場合。 VMware上の仮想ホストがRDM(Raw Device Mapping)方式でLUを認識している場合は、仮想ホストのOSに対応したホストモードを設定してください。※1 |
2C [Windows Extension] |
Windowsのサーバホストをホストグループに登録する場合※1 |
- 注※1
-
-
VMware上の複数の仮想ホストをホストの種類毎にホストグループを分けるのではなく、1つのホストグループに統合したい場合は、次の3種類のサーバホストを、1つのホストグループに追加することも可能です。
- VMwareのサーバホスト:VMware上のLinux系やWindowsの仮想ホストがRDM(Raw Device Mapping)方式でLUを認識している場合や、VMware上のVMFS上で動作するLinux系やWindowsの仮想ホストも含まれます。
- Red Hat LinuxなどのLinux系OSのサーバホスト
- Windowsのサーバホスト
これらのサーバホストを1つのホストグループに追加する場合、次のホストモードおよびホストモードオプションを設定してください。
- ホストモード:21 [VMware Extension]
- ホストモードオプション:2、22、25、40、54、63、68、および110
-
ホストグループに追加されたVMwareのサーバホストの制限事項
VMware上の仮想ホストのOSがWindowsの場合、Windowsがサポートする次の機能を使用できません。
- Thin Provisioning
- Offload Data Transfer(ODX)
-
ホストグループに追加されたWindowsのサーバホストの制限事項
この環境では、WindowsのサーバホストがサポートするThin Provisioning機能を使用できません。このため、ホストモードオプション73を設定しないでください。ホストモードオプション73を設定した場合、LinuxのサーバホストのThin Provisioning機能は動作しません。
WindowsのサーバホストがサポートするThin Provisioning機能を使用する場合、次の設定のホストグループにWindowsのサーバホストだけを追加してください。
- ホストモード:2C [Windows Extension]
- ホストモードオプション:73
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- 注※2
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ホストモード01と21に機能的な差異はありません。ホストを新規に接続する場合、ホストモード21の設定を推奨します。
- 注※3
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ホストモード0Cと2Cに機能的な差異はありません。ホストを新規に接続する場合、ホストモード2Cの設定を推奨します。