4.2.11 外部ボリュームのコマンドを同時に複数実行するときの注意事項
RAID Manager、REST API、またはStorage Advisor Embeddedから外部ボリュームの操作を複数同時実行すると操作が失敗または正しい結果が得られない場合があります。そのため、以下のコマンドは、ストレージシステムに対して1つずつ操作を実行する運用を推奨します。複数同時実行する運用は非推奨です。
コマンドの種類 |
RAID Managerコマンド |
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ポート探索 |
raidcom discover external_storage |
ボリューム探索 |
raidcom discover lun |
iSCSIターゲットログインテスト |
raidcom check external_iscsi_name |
iSCSIターゲット探索 |
raidcom discover external_iscsi_name |
- メモ
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非推奨の運用例を示します。非推奨の運用をすると、正常に動作しない場合があります。
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1人のユーザが、同じストレージシステムに対して、raidcom discover external_storageコマンドを同時に複数実行する。
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複数のユーザが、同じストレージシステムを操作している環境で、同時にそれぞれのユーザが1つまたは複数のraidcom discover external_storageコマンドを同じストレージシステムに対して実行する。
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RAID Managerで外部ボリュームのコマンド操作を同時に複数実行して、エラーが発生した場合の対処方法を次の表に示します。
RAID Managerコマンド |
コマンドを同時に複数実行したときに発生する現象※ |
説明 |
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要因 コマンドを同時に複数実行した。 対処 しばらく待ってから、失敗した操作を1つずつ実行してください。繰り返し発生する場合は、お問い合わせ先にお問い合わせください。 |
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要因 コマンドを同時に複数実行した。 対処 構成が正しいか確認し、しばらく待ってから、表示不正になった操作を1つずつ実行してください。繰り返し発生する場合は、お問い合わせ先にお問い合わせください。 |
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要因 コマンドを同時に複数実行した。 対処 しばらく待ってから、再度コマンドを1つずつ実行してください。繰り返し発生する場合は、お問い合わせ先にお問い合わせください。 |
- 注※
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REST APIまたはStorage Advisor Embeddedから、外部ボリュームのコマンドを同時に複数実行すると、同様の現象が発生する場合があります。
REST APIで外部ボリュームのコマンド操作を同時に複数実行して、エラーが発生した場合の現象を次の表に示します。REST APIの詳細は、REST APIのマニュアルまたはConfiguration Manager REST APIのマニュアルを参照してください。
REST API |
対応するRAID Managerコマンド |
現象 |
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raidcom discover external_storage |
HTTPステータスコードに503(Service unavailable)が返却されるか、操作の再実行を促すメッセージが表示されます。 |
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raidcom discover lun |
HTTPステータスコードに503(Service unavailable)が返却されるか、操作の再実行を促すメッセージが表示されます。 |
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raidcom discover external_iscsi_name raidcom check external_iscsi_name |
HTTPステータスコードに503(Service unavailable)が返却されるか、操作の再実行を促すメッセージが表示されます。 |
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raidcom add path raidcom delete path |
HTTPステータスコードに503(Service unavailable)が返却されるか、操作の再実行を促すメッセージが表示されます。 |
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raidcom add external_grp |
HTTPステータスコードに503(Service unavailable)が返却されるか、操作の再実行を促すメッセージが表示されます。 |
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raidcom delete external_grp |
HTTPステータスコードに503(Service unavailable)が返却されるか、操作の再実行を促すメッセージが表示されます。 |