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コンパスドキュメント


はじめに

ここでは、マニュアルの概要とユースケース説明します。

〈はじめにの構成〉

■ マニュアルの概要

マニュアルの目的や対象読者、関連マニュアルについて説明します。

対象ストレージシステム

このマニュアルでは、次に示すストレージシステムに対応する製品(プログラムプロダクト)を対象として記述しています。

  • Virtual Storage Platform G130

  • Virtual Storage Platform G150

  • Virtual Storage Platform G350

  • Virtual Storage Platform G370

  • Virtual Storage Platform G700

  • Virtual Storage Platform G900

  • Virtual Storage Platform F350

  • Virtual Storage Platform F370

  • Virtual Storage Platform F700

  • Virtual Storage Platform F900

  • Virtual Storage Platform E390VSP Eシリーズ

  • Virtual Storage Platform E590VSP Eシリーズ

  • Virtual Storage Platform E790VSP Eシリーズ

  • Virtual Storage Platform E990VSP Eシリーズ

  • Virtual Storage Platform E1090VSP Eシリーズ

  • Virtual Storage Platform E390H(VSP Eシリーズ

  • Virtual Storage Platform E590H(VSP Eシリーズ

  • Virtual Storage Platform E790H(VSP Eシリーズ

  • Virtual Storage Platform E1090HVSP Eシリーズ

このマニュアルでは特に断りのない限り、上記モデルのストレージシステムを単に「ストレージシステム」と称することがあります。

VSP Eシリーズの、VSP E390H, VSP E590H, VSP E790H, VSP E1090Hは、ハイブリッドフラッシュアレイモデルです。オールフラッシュアレイモデルとハイブリッドフラッシュアレイモデルの対応関係を次の表に示します。両方のモデルで、設定可能値や操作は基本的に同じです。このため、このマニュアルでは、両方のモデルを代表して、オールフラッシュアレイモデルの名称を使って説明します。オールフラッシュアレイモデルとハイブリッドフラッシュアレイモデルで、設定可能値や操作が異なる場合にのみ、それぞれのモデルの名称を使って説明します。

オールフラッシュアレイモデル

ハイブリッドフラッシュアレイモデル

VSP E390

VSP E390H

VSP E590

VSP E590H

VSP E790

VSP E790H

VSP E1090

VSP E1090H

VSP E990は、オールフラッシュアレイモデルのみです。

マニュアルの目的

このマニュアルは、ストレージシステムの導入時、運用時に抱かれるご要望(ユースケース)に対する解決策の提示を目的としています。

対象読者

このマニュアルは、次の方を対象読者として記述しています。

  • ストレージシステムを運用管理する方

  • Windows ® コンピュータを使い慣れている方

  • Web ブラウザを使い慣れている方

  • ネットワークに関する知識がある方

マニュアルの位置づけ

このマニュアルは、ストレージシステムの導入時から運用時まで、いつでもご利用いただけるマニュアルです。

関連するマニュアル

このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

  • ドキュメントマップ

  • システム管理者ガイド

  • Hitachi Storage Advisor Embeddedガイド

  • REST APIリファレンスガイド

  • Hitachi Device Manager - Storage Navigatorユーザガイド

  • Storage Navigator メッセージガイド

  • Performance Managerユーザガイド(Performance Monitor, Cache Residency Manager)

  • システム構築ガイド

  • Universal Volume Managerユーザガイド

  • Encryption License Keyユーザガイド

  • Volume Shredderユーザガイド

  • Virtual Partition Managerユーザガイド

  • Thin Imageユーザガイド

  • ShadowImageユーザガイド

  • global-active deviceユーザガイド

  • TrueCopyユーザガイド

  • Universal Replicatorユーザガイド

  • Volume Migrationユーザガイド

  • SNMP Agentユーザガイド

  • 監査ログ リファレンスガイド

  • RAID Manager ユーザガイド

  • RAID Managerインストール・設定ガイド

  • RAID Managerコマンドリファレンス

  • エクスポートツール2ユーザガイド

■ ユースケース一覧

ユースケースのタイトルをクリックすると、ユースケースの詳細が表示されます。参照したいユースケースのタイトルをクリックしてください。

ユースケースのタイトル

概要

使用するツール

1. 運用環境を設定したい

ライセンスの登録やアラート通知を設定します。

Storage Advisor Embedded

2. 日時とネットワークの設定を見直したい

日時設定(NTPサーバまたは手動)とネットワーク設定は、maintenance utilityの[初期設定]で再設定できます。

maintenance utility

3. ストレージシステムの監査に備えたい

ストレージシステムは、監査ログとして「誰が」「いつ」「どのような操作をしたか」を記録しています。監査ログを保管することで、ストレージシステムの監査に備えることができます。

maintenance utility

4. ユーザアカウントを管理したい

ツールを使用するためのユーザアカウントを、追加、変更、および削除します。

maintenance utility

5. ストレージリソースを初期設定したい

ボリュームをサーバで利用するための準備として、プールの作成とその他の設定を行います。

  • Storage Advisor Embedded

  • maintenance utility

6. ボリュームをサーバに提供したい

ボリュームとサーバの接続情報を設定します。

Storage Advisor Embedded

7. スナップショットを使用してデータを保護したい

バックアップのために定期的に、または即時にスナップショットを作成します。

Storage Advisor Embedded

8. 性能に影響を与えずにデータにアクセスしたい

運用中のボリュームの性能に影響を与えないよう、クローンを実行することでボリュームの複製を作成します。なおここではスナップショット機能を利用します。スナップショットについてはスナップショットを使用してデータを保護したいを参照ください。

Storage Advisor Embedded

9. フルバックアップを取得したい

サーバに負荷を掛けることなくボリュームをバックアップできます。さらに、バックアップ取得時点のデータをリストアできます。

RAID Manager

10. プールの容量を拡張したい

プールの容量が不足した場合、ドライブを追加して容量を拡張します。未使用のプールがあるときはプールを削除するとドライブを流用できます。

Storage Advisor Embedded

11. プールを追加したい

ストレージシステムの管理上、複数のプールが必要な場合、プールを追加で作成できます。

Storage Advisor Embedded

12. 運用中のボリュームの状態を確認したい

日々の運用中や、サーバ管理者から問い合わせがあった場合にボリュームの稼働状態を確認します。

Storage Advisor Embedded

13. 警告メッセージに対処したい

maintenance utilityやRAID Managerなどの管理ソフトウェアの使用中や、システムの稼働中に出力されるメッセージに対処します。

  • maintenance utility

  • Storage Advisor Embedded

  • 内蔵CLI
  • RAID Manager

14. 装置をリモートで起動、シャットダウンしたい

ストレージシステムをリモートで起動、シャットダウンできます。

maintenance utility

15. ボリュームのデータを完全に消去したい

ボリュームのデータを完全に消去します。

  • 内蔵CLI
  • RAID Manager

16. プール容量を監視したい

プールの空き容量の確認、ユーザ定義しきい値の設定を行います。

  • Storage Advisor Embedded

  • 内蔵CLI
  • RAID Manager

17. 性能情報をファイルに出力して分析したい

エクスポートツール2を使用すれば、ストレーシステムの性能データをファイルに出力し、分析に役立てられます。

エクスポートツール2

18. データ書込み容量を削減したい

ボリュームの容量削減設定により、データの書き込み容量を削減できます。プールの空き容量が増えるため、より多くのデータを保存できるようになります。

Storage Advisor Embedded

製品理解

項目

概要

付録A ドキュメントリスト

ストレージシステムで提供しているマニュアルおよびプログラムプロダクトについて説明しています。

付録B ツールリスト

ストレージシステムを管理するために使用するツールについて説明しています。