Hitachi

Hitachi Storage Advisor Embedded ガイド 


12.3.3 ポートの設定を変更する

ポートIDを指定して、ポートの設定に関する値を変更します。

実行権限

ストレージ管理者(プロビジョニング)

リクエストライン

PATCH <ベースURL>/simple/v1/objects/ports/<オブジェクトID

リクエストメッセージ

オブジェクトID
ポートの情報取得で取得したidの値を指定します。

属性

説明

id

int

(必須)ポートID

クエリパラメータ
なし。
ボディ
指定した属性だけが変更されます。
FC接続のポート(ポートID:CL1-A)の設定を次の様に変更する例を示します。
  • Fabricスイッチの設定をtrueに変更
  • コネクションタイプをPoint_To_Pointに変更
{
  "fcInformation": {
    "fabricSwitchSetting": true,
    "connectionType": "Point_To_Point"
  }
}
iSCSI接続のポート(ポートID:CL1-B)の設定を次の様に変更する例を示します。
  • IPv6のリンクローカルアドレスの設定をAutoに変更
  • IPv6のグローバルアドレスの設定Autoに変更
  • 選択型ACKの設定をtrueに変更
  • MTUサイズの値をNUMBER_4500に変更
{
  "iscsiInformation": {
    "ipv6Information": {
      "linklocal": "Auto",
      "global": "Auto"
    },
    "selectiveAck": true,
    "mtuSize": "NUMBER_4500"
  }
}

属性

説明

portSpeed

string

(任意)ポートのデータ転送速度

指定できる値は次のとおりです。

  • NUMBER_0:自動
  • NUMBER_1:1Gbps
  • NUMBER_2:2Gbps
  • NUMBER_4:4Gbps
  • NUMBER_8:8Gbps
  • NUMBER_10:10Gbps
  • NUMBER_16:16Gbps
  • NUMBER_32:32Gbps

iSCSI(Optical)ポートの場合、NUMBER_10(10Gbps)が固定で設定されます。NUMBER_10以外の値を指定した場合、その値は無視されます。

portSecurity

boolean

(任意)ポートのセキュリティの設定を有効にするかどうかを指定します。

  • true:有効
  • false:無効

fcInformation

object

FCに関する設定を変更します。プロトコルがFCの場合にだけ指定できます。

  • (任意)alPa(string)

    ポートのアドレス(AL-PA)を2桁の16進数(01EF)で指定します。

  • (任意)fabricSwitchSetting(boolean)

    Fabricスイッチの設定を有効にするかどうかを指定します。

    • true:有効
    • false:無効
  • (任意)connectionType(string)

    コネクションタイプの設定を指定します。

    • Point_To_Point
    • FC_AL

iscsiInformation

object

iSCSIに関する設定を変更します。プロトコルがiSCSIの場合にだけ指定できます。

  • (任意)vlanUse(boolean)

    VLANの設定を有効にするかどうかを指定します。

    • true:有効
    • false:無効
  • (任意)addVlanId(int)

    追加するVLAN IDを14094までの整数で指定します。

  • (任意)deleteVlanId(int)

    削除するVLAN IDを14094までの整数で指定します。

  • (任意)ipMode(string)

    IPアドレスの形式を指定します。

    • ipv4:IPv4を使用する
    • ipv4v6:IPv4およびIPv6を使用する
  • ipv4Information(object)

    IPv4に対応する情報を設定します。

    • (任意)address(string)※1

      IPv4形式のIPアドレスを7~15文字で指定します。

    • (任意)subnetMask(string)

      サブネットマスクを7~15文字で指定します。

    • (任意)defaultGateway(string)

      デフォルトゲートウェイのアドレスを7~15文字で指定します。

  • ipv6Information(object)

    IPv6に対応する情報を設定します。

    • (任意)linklocal(string)※2

      Auto(自動)、またはリンクローカルアドレスを2~45文字で指定します。

    • (任意)global(string)※2

      Auto(自動)、またはグローバルアドレスを2~45文字で指定します。

    • (任意)defaultGateway(string)※2

      デフォルトゲートウェイのアドレスを2~45文字で指定します。

  • (任意)tcpPort(int)

    iSCSI 通信時のTCPポート番号を165535までの整数で指定します。

  • (任意)selectiveAck(boolean)

    選択型ACKを有効、または無効に設定します。

    • true:有効
    • false:無効
  • (任意)delayedAck(boolean)

    遅延ACKを有効、または無効に設定します。

    • true:有効
    • false:無効
  • (任意)windowSize(string)

    Windowサイズの値

    指定できる値は、NUMBER_64KNUMBER_128KNUMBER_256KNUMBER_512K、またはNUMBER_1024Kです。

  • (任意)mtuSize(int)

    MTUサイズの値

    指定できる値は、NUMBER_1500NUMBER_4500、またはNUMBER_9000です。

  • (任意)keepAliveTimer(int)

    iSCSI通信時のKeep Aliveタイマの設定値(秒)を3064800までの整数で指定します。

  • (任意)isnsServerMode(boolean)

    iSNSサーバモードを有効、または無効に設定します。

    • true:有効
    • false:無効
  • (任意)isnsServerIpAddress(string)

    iSNSサーバのIPアドレスをIPv4形式、またはIPv6形式で2~45文字で指定します。

  • (任意)isnsServerPort(int)

    iSNSサーバのTCPポート番号を165535までの整数で指定します。

  • (任意)virtualPortEnabled(boolean)

    仮想ポートを有効、または無効に設定します。

    • true:有効
    • false:無効
注※1
この属性を指定する場合、次のアドレスは指定できません。
  • ネットワークアドレス(例:192.168.10.0
  • ブロードキャストアドレス(例:255.255.255.255
  • ループバックアドレス(例:127.0.0.1
注※2
この属性を指定する場合、次のアドレスは指定できません。
  • アドレス未指定(例:::
  • マルチキャストアドレス(例:ff00:1024:1215::01
  • ループバックアドレス(例:::1

レスポンスメッセージ

ボディ

属性

説明

affectedResources

string[]

変更したポートの情報を参照するためのURLの一覧

operationDetails

object[]

変更したポートの詳細情報

詳細については、commandStatusオブジェクトの属性operationDetailsの説明を参照してください。

ステータスコード

この操作のリクエストに対するステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。

コード例

curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session b74777a3f9f04ea8bd8f09847fac48d3" -X PATCH --data-binary @./InputParameters.json https://192.0.2.100/ConfigurationManager/simple/v1/objects/ports/CL1-A