Hitachi

Hitachi Storage Advisor Embedded ガイド 


12.2.6 プールにドライブを追加する

プールIDを指定して、プールにドライブを追加することでプールの容量を拡張します。

Dynamic Tieringのライセンスが有効なストレージシステムの場合、ドライブの条件(ドライブタイプ、ドライブの回転数、ドライブの容量)が異なるドライブが含まれるように指定すると、性能順に階層構造を持つプールに拡張されます。階層構造を持つプールではアクセス頻度などに応じて、自動的にデータが最適な階層に格納されます。

実行権限

ストレージ管理者(プロビジョニング)

リクエストライン

POST <ベースURL>/simple/v1/objects/pools/<オブジェクトID>/actions/expand/invoke

リクエストメッセージ

オブジェクトID
プールの情報取得で取得したidの値を指定します。

属性

説明

id

int

(必須)プールID

クエリパラメータ
なし。
ボディ
プールIDが63のプールに、ドライブタイプコードがSLB5F-M480SSのドライブのデータドライブを4台追加する例を示します。
{
  "additionalDrives": [
    {
      "driveTypeCode": "SLB5F-M480SS",
      "dataDriveCount": 4,
      "raidLevel": "RAID5"
    }
  ]
}

属性

説明

additionalDrives

object[]

プールに追加するドライブの情報

  • (必須)driveTypeCode(string)

    ドライブタイプコードを12文字で指定します。

    例:DKR5D-J900SS

  • (必須)dataDriveCount(int)

    データドライブの数を11440までの整数で指定します。

    RAIDレベルにRAID1またはRAID5を指定する場合、データドライブの数は最低でも4以上を指定してください。

    RAIDレベルにRAID6を指定する場合、データドライブの数は最低でも8以上を指定してください。

  • (必須)raidLevel(string)

    次に示すRAIDレベルを指定します。

    • RAID1
    • RAID5
    • RAID6
注※
  • ドライブの条件(ドライブタイプ、ドライブの回転数、ドライブの容量)が同じでも、ドライブタイプコードの異なるドライブがストレージシステム内に混在している場合があります。この場合、どのドライブタイプコードを指定してもドライブの条件に一致するドライブが追加されてプールが拡張されます。

    プールに追加されたドライブの情報を確認するには、ドライブの情報を取得するAPIのクエリパラメータにプールIDを指定して実行してください。

  • 拡張するプールにスナップショットが作成されている場合、条件が異なるドライブを指定できません。

レスポンスメッセージ

ボディ

属性

説明

statusResource

string

ドライブを追加したプールの実行結果の問い合わせに使用するURL

メモ

非同期処理のAPIのステータス情報を取得するAPIを実行して、実行結果のステータス情報を参照することもできます。詳細は非同期処理のAPIのステータス情報を取得するAPIの説明を参照してください。

ステータスコード

この操作のリクエストに対するステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。

コード例

curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session b74777a3f9f04ea8bd8f09847fac48d3" -X POST --data-binary @./InputParameters.json https://192.0.2.100/ConfigurationManager/simple/v1/objects/pools/63/actions/expand/invoke