Hitachi

Hitachi Storage Advisor Embedded ガイド 


12.2.3 プールを作成する

プール名とドライブ情報を指定して、プールを作成します。

実行権限

Dynamic Tieringのライセンスが有効なストレージシステムの場合、ドライブの条件(ドライブタイプ、ドライブの回転数、ドライブの容量)が異なるドライブを同時に指定すると、性能順に階層構造を持つプールが作成されます。階層構造を持つプールではアクセス頻度などに応じて、自動的にデータが最適な階層に格納されます。

注意

プールにスナップショットの差分データを格納する場合、プールの使用率が枯渇しきい値を超えると作成したスナップショットが使用できなくなるおそれがあります。枯渇しきい値を変更したい場合は、プールの作成後にプールの設定を変更してください。

ストレージ管理者(プロビジョニング)

リクエストライン

POST <ベースURL>/simple/v1/objects/pools

リクエストメッセージ

オブジェクトID
なし。
クエリパラメータ
なし。
ボディ
プール名とドライブ情報を次のとおり指定してプールを作成する例を次に示します。
  • プール名:NASOS
  • ドライブタイプコード:DKR5D-J600SS
  • データドライブの数:4
  • RAIDレベル:RAID5
{
  "name": "NASOS",
  "drives": [
    {
      "driveTypeCode": "DKR5D-J600SS",
      "dataDriveCount": 4,
      "raidLevel": "RAID5"
    }
  ]
}

属性

説明

name

string

(必須)プール名を1~32文字で指定します。

使用できる文字は次のとおりです。

09 AZ az - . / : @ \ _ 半角スペース

英字は、大文字と小文字を区別します。

半角スペースは、使用できる文字と文字の間には使用できますが、先頭と末尾には使用できません。

名前の先頭にハイフン(-)は使用できません。

drives

object[]

プールに使用するドライブ情報を指定します。

  • (必須)driveTypeCode(string)

    ドライブタイプコードを12文字で指定します。

    例:DKR5D-J900SS

  • (必須)dataDriveCount(int)

    データドライブの数を11440までの整数で指定します。

    RAIDレベルにRAID1またはRAID5を指定する場合、データドライブの数は最低でも4以上を指定してください。

    RAIDレベルにRAID6を指定する場合、データドライブの数は最低でも8以上を指定してください。

  • (必須)raidLevel(string)

    RAIDレベル

    指定できる値は次のとおりです。

    • RAID1
    • RAID5
    • RAID6
注※
ドライブの条件(ドライブタイプ、ドライブの回転数、ドライブの容量)が同じでも、ドライブタイプコードの異なるドライブがストレージシステム内に混在している場合があります。この場合、どのドライブタイプコードを指定してもドライブの条件に一致するドライブを使用してプールが作成されます。
作成されたプールに属するドライブの情報を確認するには、ドライブの情報を取得するAPIのクエリパラメータにプールIDを指定して実行してください。

レスポンスメッセージ

ボディ

属性

説明

statusResource

string

作成したプールの実行結果の問い合わせに使用するURL

メモ

非同期処理のAPIのステータス情報を取得するAPIを実行して、実行結果のステータス情報を参照することもできます。詳細は非同期処理のAPIのステータス情報を取得するAPIの説明を参照してください。

ステータスコード

この操作のリクエストに対するステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。

コード例

curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session b74777a3f9f04ea8bd8f09847fac48d3" -X POST --data-binary @./InputParameters.json https://192.0.2.100/ConfigurationManager/simple/v1/objects/pools