付録A.1 初期設定作業の概要
ストレージシステムの初期設定作業を行う前に、作業の目的と流れを理解します。
(1) 初期設定作業の目的
ストレージシステムを構築して運用する前段階として、構成要素である管理クライアントやSVP、ストレージのネットワーク設定を行い、管理GUIアクセス用のソフトウェア、ストレージ管理ソフトウェア、SVPソフトウェアのインストール、ストレージシステムの登録、およびストレージシステムの初期設定を行います。ストレージシステムを使用できる状態にすることが初期設定作業の目的です。
(2) 初期設定作業の流れ
ストレージシステムの初期設定は、次の流れに従って行います。
- メモ
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弊社では、初期設定作業を代行する有償サービスを提供しています。詳しくは弊社担当営業までお問い合わせください。
(3) 初期設定作業を実施するための前提条件
ストレージシステムの初期設定作業を行う前に、次の条件を満たしていることを確認してください。
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ストレージシステムの設置作業が完了していること
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ストレージシステムの電源がONになっていること
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SVPおよび管理クライアントが要件を満たしていること
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ストレージシステムに障害が発生していないこと
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ストレージシステムに接続するサーバに障害が発生していないこと
SVPおよび管理クライアントの要件は、「3.1.6 SVPのハードウェア条件」および「3.1.9 ストレージシステムを管理するためのPC(管理クライアント)」を参照してください。
ストレージシステムの動作状態は、コントローラシャーシのLEDで確認できます。