3.20.7 ストレージシステムとSVPのIPアドレスを設定する
背景
ストレージシステムのIPアドレスを、maintenance utilityにSVPからアクセスし、設定します。その後、SVP上で、ストレージシステムに接続するSVPのLANポートのIPアドレスを設定します。
- メモ
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ストレージシステムのネットワーク設定は、SVPとストレージシステムを管理LANに接続して行います。このため、SVPおよびストレージシステムのネットワークセグメントが一致している必要があります。お客様のネットワーク環境にあわせてストレージシステムとSVPのIPアドレスを設定してください。
ストレージシステムのデフォルトIPアドレスにあわせて、SVPのIPアドレスを仮設定します。
ストレージシステムのデフォルトのIPアドレスは次のとおりです。
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コントローラボード#1側ユーザLANポート:192.168.0.16
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コントローラボード#2側ユーザLANポート:192.168.0.17
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サブネットマスク:255.255.255.0
SVPのIPアドレスは、192.168.0.xxx(xxx:1~254の範囲で16、17以外の数値)で仮設定する必要があります。
- メモ
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SVPとストレージシステムの間のネットワーク経路上には、プロキシなどの中継サーバを接続しないでください。
管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続して、ネットワーク設定を行う場合、管理クライアントのネットワークセグメントも一致している必要があります。また管理クライアント、SVP、ストレージシステムの間のネットワーク経路上には、プロキシなどの中継サーバを接続しないでください。
- 注意
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管理LANにプロキシサーバを接続している場合には、「プロキシの設定」画面で除外設定を行ってください。
操作手順
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SVPの電源をONします。
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SVPにログインします。
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SVPのIPアドレスを仮設定します。
設定方法は、使用しているOSのマニュアルを参照してください。
- メモ
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管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続してIPアドレスを変更すると、IPアドレスの変更と同時にリモートデスクトップ接続が切断されます。仮設定したIPアドレスを使用して、再度SVPにリモートデスクトップ接続してください。
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SVPにファイアウォールが設定されている場合は、下記のポートをSVPに登録してください。
プロトコル
ポート番号
通信の方向
http
80
SVPが管理クライアントから受信
https
443
RMI
1099
RMI(SSL)
5443
SVP Communication Protocol(SSL)
10500
RMI
51099
RMI
51100-51355※
SLP
427
SMI-S
5989-6244※
- 注※
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記載の範囲からストレージシステム登録時に未使用のポート番号が自動的に割り振られ、ファイアウォールも設定されます。
割り振られたポート番号は、ストレージシステム起動時に使用されます。
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ブラウザを起動します。
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ブラウザのアドレスバーにコントローラボード#1のアドレス(192.168.0.16)を入力します。
maintenance utilityのログイン画面が表示されます。
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[ログイン]画面にて、[ユーザ名]にmaintenance、[パスワード]にraid-maintenanceと入力して[ログイン]をクリックします。
- メモ
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raid-maintenanceは、初期値のパスワードです。
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maintenance utilityに初めてログインする場合は、ユーザアカウントのパスワードを設定します。
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maintenance utilityのメニューから[システム管理]-[パスワード変更]を選択します。
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パスワードを設定して[完了]をクリックします。
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ストレージシステムの管理ポート(CTL1とCTL2)のIPアドレスを設定します。
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maintenance utilityの[管理]から[ネットワーク設定]をクリックします。
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[ネットワーク設定]画面の[ネットワーク設定]をクリックします。
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CTL1とCTL2のIPアドレスを設定して[適用]をクリックします。
- 注意
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管理サーバ(SVP)からストレージシステムのCTL1とCTL2にホスト名を使って接続できます(後続の「3.2.40 管理サーバ(SVP)にストレージシステムを登録する」で設定)。
ホスト名で接続する場合は、ここで設定したCTL1とCTL2のIPアドレスをDNSサーバに登録してください。DNSサーバ登録時の注意事項を示します。
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CTL1とCTL2のIPアドレスに別々のホスト名を割り当ててください。同じホスト名に割り当てると、正常に通信できないおそれがあります。
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異なるストレージシステムのIPアドレスを同じホスト名に割り当てないでください。正常に通信できないおそれがあります。
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以下の規則に従ったホスト名を使用してください。
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ホスト名の最大文字数は255文字です。
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半角英文字と以下の記号を使用できます。なお、半角スペースは使用できません。
! $ % - . @ _ ` ~
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SVPのWindowsに対する設定も必要です。[コントロールパネル]からDNSサフィックスを追加する画面を表示して、CTL1、CTL2に設定するホストのドメイン名を追加してください。(「(23) DNSサフィックスの設定」参照)。
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[ログアウト]をクリックしてmaintenance utilityを終了します。
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SVPのIPアドレスを設定します。
設定方法は、使用しているOS のマニュアルを参照してください。
なお、管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続してIPアドレスを変更すると、IPアドレスの変更と同時にリモートデスクトップ接続が切断されます。
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上記の操作により変更したネットワーク設定に合わせて管理クライアントのIPアドレスを設定し直します。なお、管理クライアントのIPアドレスは、SVPやストレージシステムのIPアドレスと同一セグメントである必要はありません。
設定方法は、使用しているOSのマニュアルを参照してください。