3.9.13 障害を通知するメールの情報を設定する
背景
ストレージシステムの障害情報(SIM)をメールで通知するために必要な情報を設定します。
前提条件
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必要なロール:ストレージ管理者(初期設定)ロール
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SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に対応したメールサーバを設置済みであること。SMTP
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SVPは、SMTP認証(SMTP-AUTH)のPLAINまたはLOGINを使用してメールサーバに接続します。SMTP-AUTHのCRAM-MD5、DIGEST-MD5はサポートしていません。
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ファイアウォールを使用している場合は、ポート番号25を開放済みであること(SVPとメールサーバの通信に、ポート番号25を使用するため)。
操作手順
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次のどちらかの方法で、Maintenance Utilityの[アラート通知]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
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[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[Maintenance Utility]を選択します。Maintenance Utilityの[管理]ツリーから[アラート通知]を選択します。
Storage Navigatorを使用する場合:
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[Maintenance Utility]メニューから[アラート通知]を選択します。
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[設定]をクリックします。
[アラート通知設定]画面が表示されます。
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[アラート通知]でアラート通知する対象のSIMを[ホスト報告]または[全て]から選択します。
アラート通知する対象のSIMは、Email、Syslog、SNMPで共通です。
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[Email]タブを選択します。
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[Email通知]で[有効]を選択します。
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[メールアドレス(To)]で送信先のメールアドレスと属性(To、Cc、Bcc)を設定します。
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メールアドレスを追加するときは、[追加]をクリックして、[メールアドレス追加]画面でメールアドレスと属性を設定してください。
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メールアドレスを削除するときは、削除したいメールアドレスのチェックボックスを選択して[削除]をクリックしてください。複数のメールアドレスを選択できます。
[Email通知]を有効に設定している場合は、必ず設定してください。
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[メールアドレス(From)](必須)と[メールアドレス(Reply To)](任意)を入力します。
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[通知する付加情報]でメールの本文先頭に記載する内容を入力します。
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[メールサーバ設定]でメールサーバの情報を入力します。
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[SMTP認証]でSMTP認証する場合は[有効]、しない場合は[無効]を選択します。[有効]を選択した場合は、SMTP認証に使用するアカウントとパスワードも入力します。
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それぞれのタブで設定が完了したら、内容を確認して[適用]をクリックします。
- メモ
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画面の各項目に入力できない文字を入力したり必須項目の入力を省略したりすると、メッセージダイアログが表示され、再入力を要求します。
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完了メッセージが表示されるので、[OK]をクリックします。
- メモ
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障害通知メールが届かない場合は、操作手順に示す設定を見直してください。
すべての設定が正しい場合は、メールサーバ自体の設定と動作状況、および管理LANの動作状況を確認してください。