1.15.23 リモートレプリカオプションを変更する
[リモートレプリカオプション編集]画面で、次のオプション設定を変更できます。
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1回の形成コピー操作で、同時にコピーできるボリュームの数
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パスの閉塞を監視する時間
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パスの閉塞によって報告されるSIMを監視する時間
(1) 同時にコピーできるボリュームの数を変更する
背景
[リモートレプリカオプション編集]画面で、同時にコピーできるボリュームの数を変更できます。
前提条件
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必要なロール:ストレージ管理者(リモートバックアップ管理)ロール
操作手順
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次のどちらかの方法で、[レプリケーション]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
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[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[レプリケーションダッシュボード]を選択します。
Storage Navigatorを使用する場合:
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[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]を選択します。
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次のどちらかの方法で、[リモートレプリカオプション編集]画面を表示します。
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[オプション編集]‐[リモートレプリケーション]を選択します。
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[アクション]メニューから[リモートレプリケーション]‐[リモートレプリカオプション編集]を選択します。
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[コピータイプ]で、[GAD]を選択します。
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[最大形成コピー数]で、1回の形成コピー操作で同時にコピーできるボリューム数を入力します。
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GADの形成コピー動作数は、I/O動作の量、および同時に登録するペア数によっては、ローカルストレージシステムの性能に影響を及ぼすことがあります。
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この値が大き過ぎると、リモートストレージシステムに保留中の処理が増え、更新I/Oに対するリモートI/Oの応答時間に影響を及ぼすことがあります。
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[完了]をクリックします。
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[設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。
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[適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。
設定した内容はタスクとしてキューイングされ、順に実行されます。
- ヒント
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ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。
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[タスク]画面で、操作結果を確認します。
実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。
(2) パスの閉塞を監視する時間を変更する
背景
[リモートレプリカオプション編集]画面で、パスの閉塞を監視する時間、およびパスの閉塞によって報告されるSIMを監視する時間を変更できます。
前提条件
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必要なロール:ストレージ管理者(リモートバックアップ管理)ロール
操作手順
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次のどちらかの方法で、[レプリケーション]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
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[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[レプリケーションダッシュボード]を選択します。
Storage Navigatorを使用する場合:
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[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]を選択します。
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次のどちらかの方法で、[リモートレプリカオプション編集]画面を表示します。
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[オプション編集]‐[リモートレプリケーション]を選択します。
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[アクション]メニューから[リモートレプリケーション]‐[リモートレプリカオプション編集]を選択します。
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[コピータイプ]で、[TC]を選択します。
パスの閉塞を監視する時間を設定するためには、[TC]を選択する必要があります。
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[パス閉塞監視]で、パスの閉塞を監視する時間を2~45秒の間で入力します。
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[パス閉塞SIM監視]で、パスの閉塞によって報告されるSIMを監視する時間を2~100秒の間で入力します。
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[OK]をクリックします。
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[完了]をクリックします。
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[設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。
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[適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。
設定した内容はタスクとしてキューイングされ、順に実行されます。
- ヒント
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ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。
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[タスク]画面で、操作結果を確認します。
実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。
リモートレプリカオプション編集ウィザードについては、TrueCopyユーザガイドを参照してください。
(3) 最大形成コピー数とは
最大形成コピー数最大形成コピー数とは、1台のストレージシステムで同時に実行できる形成コピーの最大ペア数です。最大形成コピー数は、GADおよびTrueCopyを合わせて、1~512の間で設定できます。同じストレージシステム内で、すでにGADおよびTrueCopyの形成コピーまたは差分コピーが動作していた場合に、GADペアのコピーを実行するときは、「512-(動作中のGAD+TrueCopyのコピー数)」が、これから実行するGADペアのコピーで動作できるコピー数です。
例えば、最大形成コピー数を512に設定した場合、400個のTrueCopyペアの形成コピー中に、400個のGADペアを作成したときは、最初にコピーを開始するGADペアの数は112個(512-400(動作中のTrueCopyのコピー数))です。その後、TrueCopyの形成コピーが進行するに従って、次の図のように、最大形成コピー数である512を超えない範囲で、動作するGADペアのコピー数が徐々に増えていきます。
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