1.11.2 GADの副サイトのストレージシステムの電源を計画的にオン/オフする
「(1) GADの副サイトのストレージシステムの電源をオフにする」の手順を実施後、「(2) GADの副サイトのストレージシステムの電源をオンにする」の手順を実施してください。
(1) GADの副サイトのストレージシステムの電源をオフにする
GADの副サイトのストレージシステムの電源をオフにする手順を次に示します。
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交替パスソフトウェアを使用して、サーバからGADの副サイトのストレージシステムへのI/Oを停止します。
サーバからのI/Oを、正サイトのストレージシステムへ集約します。
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正サイトのストレージシステムで、プライマリボリュームを指定してGADペアを中断します。
コマンド例:pairsplit -g oraHA -r -IH0
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各ペアのペア状態が次のように変わったことを確認します。
ペアの種類
GADペア中断前のペア状態
GADペア中断後のペア状態
P-VOL
S-VOL
P-VOL
S-VOL
GADペア
PAIR (Mirror(RL))
PAIR (Mirror(RL))
PSUS (Local)
PSUS (Block)
URペア
PAIR
PAIR
PAIR
PAIR
デルタリシンク用URペア
PSUS※1
SSUS※1
PSUE※2
SSUS※1
- (凡例)
P-VOL:プライマリボリューム
S-VOL:セカンダリボリューム
- 注※1
Storage Navigatorでは、HOLDと表示されます。
- 注※2
Storage Navigatorでは、HOLDINGと表示されます。
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GADの副サイトのストレージシステムの電源をオフにします。
(2) GADの副サイトのストレージシステムの電源をオンにする
停止中であるGADの副サイトのストレージシステムの電源をオンにする手順を次に示します。
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GADの副サイトのストレージシステムの電源をオンにします。
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各ストレージシステムに閉塞部位がないことを確認します。
閉塞部位があった場合は、回復します。
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各ストレージシステムで、パスの閉塞に関するSIMが発生している場合は、それらのSIMをコンプリートします。
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正サイトのストレージシステムで、プライマリボリュームを指定してGADペアを再同期します。
コマンド例:pairresync -g oraHA -IH0
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各ペアのペア状態が次のように変わったことを確認します。
ペアの種類
GADペア再同期前のペア状態
GADペア再同期後のペア状態
P-VOL
S-VOL
P-VOL
S-VOL
GADペア
PSUS (Local)
PSUS (Block)
PAIR (Mirror(RL))
PAIR (Mirror(RL))
URペア
PAIR
PAIR
PAIR
PAIR
デルタリシンク用URペア
PSUE※1
SSUS※2
PSUE※1
SSUS※2
- (凡例)
P-VOL:プライマリボリューム
S-VOL:セカンダリボリューム
- 注※1
Storage Navigatorでは、HOLDINGと表示されます。
- 注※2
Storage Navigatorでは、HOLDと表示されます。
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サーバからGADペアのプライマリボリュームまたはセカンダリボリュームへ、2分程度I/Oを発行し続けます。
サーバがI/Oを発行すると、システム構成に関する情報が3台のストレージシステムへ通知されます。デルタリシンク用URペアの状態が、PSUEからPSUSに変わります。ミラーの状態はPJNSのままです。ペア状態とミラー状態を確認したら、障害を通知するSIMが発生していないことも確認します。