1.1.7 仮想IDとは
複数のストレージシステムを1台の仮想ストレージマシンとしてサーバに認識させるためには、次のリソースを仮想化し、仮想の識別情報(仮想ID)を設定します。global storage virtualizationでは、リソースグループ単位またはボリューム単位に、仮想IDを設定できます。
サーバへ仮想情報の応答が必要なリソース |
仮想IDが設定されるリソース |
---|---|
シリアル番号 |
リソースグループ |
モデル |
リソースグループ |
LDEV ID※ |
ボリューム |
エミュレーションタイプ |
ボリューム |
LUSEのLU連結数 |
ボリューム |
SSID |
ボリューム |
- 注※
-
仮想LDEV IDが削除されているボリュームは、サーバからのI/Oを受け付けられません。なお、GADのセカンダリボリュームとして使用するボリュームは、いったん仮想LDEV IDを削除します。GADペアを作成するときに、プライマリボリュームのLDEV IDと同じ値が、セカンダリボリュームの仮想LDEV IDとして設定されます。
複数のリソースグループに、同一のシリアル番号およびモデルを仮想IDとして設定できます。
仮想IDを設定できるリソースグループの最大数は、1,023です(リソースグループ#0を除きます)。ただし、リソースグループに設定できる仮想IDは、1台のストレージシステムで7種類までです。また、仮想IDを設定できるボリュームの最大数は、65,279です。
仮想IDの設定については、RAID Managerコマンドリファレンスを参照してください。