Hitachi

 リモートレプリケーション クイックリファレンス 


2.8.10 Universal Replicatorで使用されるミラーのオプションを変更する

背景

次に示すミラーのオプションを変更できます。

Storage Navigator

RAID Manager

説明

パス監視時間

raidcom modify journal -path_blocked_watch

物理パス障害(パス切れなど)が発生してからミラーが分割(サスペンド)されるまでの監視時間および監視時間の単位を指定します。

パス監視時間の設定は、システムオプションモード449がOFFで、かつシステムオプションモード448がOFFのときに有効になります。

パス監視時間の転送

raidcom modify journal -path_blocked_watch_transfer

マスタジャーナルのパス監視時間をリストアジャーナルに転送するかどうかを指定します。

コピー速度

raidcom modify journal -copy_size

データがコピーされる速度を規定します。

転送速度

raidcom modify journal -transfer_speed

データ転送時の転送速度を指定します。

デルタリシンク失敗

raidcom modify journal -entire_copy

デルタリシンク処理が実行できなかった場合の処理を指定します。

正サイトのストレージシステムと副サイトのストレージシステムからミラーオプションを変更できます。

前提条件

操作手順

  1. 次のどれかの方法で[ミラーオプション編集]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    • [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[リモートレプリケーション]を選択します。[ミラー]タブでテーブル行を1つ以上選択します。[他のタスク]‐[ミラーオプション編集]をクリックします。

    Storage Navigatorの[リモートレプリケーション]画面を使用する場合:

    • [ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[リモートレプリケーション]を選択します。[ミラー]タブで、ミラーのチェックボックスを1つ以上選択します。[他のタスク]‐[ミラーオプション編集]をクリックします。

    • [ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[リモートレプリケーション]を選択します。[ミラー]タブで、ミラーのチェックボックスを1つ以上選択します。[アクション]‐[リモートレプリケーション]‐[ミラーオプション編集]を選択します。

    Storage Navigatorの個別のジャーナル画面を使用する場合:

    • [ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[ジャーナル]を選択します。[ジャーナル]画面でジャーナルIDを選択します。[ミラー]タブで、ミラーのチェックボックスを1つ以上選択します。[他のタスク]‐[ミラーオプション編集]をクリックします

    • [ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[ジャーナル]を選択します。[ジャーナル]画面でジャーナルIDを選択します。[ミラー]タブで、ミラーのチェックボックスを1つ以上選択します。[アクション]‐[リモートレプリケーション]‐[ミラーオプション編集]を選択します。

  2. 必要に応じて、ミラーオプションを変更してください。

    変更不要なオプションがある場合は、そのオプションのチェックボックスを選択しないでください。チェックボックスを選択しなければ、そのオプションの値は現状のまま変更されません。チェックボックスを選択しないで空白以外の値を指定した場合、その値が複数のミラーに設定されます。

  3. [完了]をクリックします。

  4. [設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。

  5. [適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。

    設定した内容はタスクとしてキューイングされ、順に実行されます。

    ヒント

    ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。

  6. [タスク]画面で、操作結果を確認します。

    実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。