2.13.3 3DCカスケード構成の要件と注意事項
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正サイト、中間サイト、副サイトのそれぞれに1台ずつ、VSP G900、VSP F900、VSP E990、VSP G800、VSP F800、VSP G1000、VSP G1500、VSP F1500、またはVSP 5000シリーズを配置します。
各サイトに複数のストレージシステムがある場合、3DCカスケード構成にすることはできません。
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RAID Managerだけでストレージシステムを管理する場合、すべてのサイトにRAID Managerの導入を推奨します。
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Storage Navigatorを利用してストレージシステムを管理する場合、すべてのサイトに管理クライアントが必要です。
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正サイトは次の要件も満たす必要があります。
ホストが使用する業務アプリケーションがあること。
TrueCopyのライセンスがあること。
TrueCopyペアのプライマリボリュームがあること(これは業務ボリュームです)。
TrueCopyペアの[プライマリボリュームフェンスレベル]を[セカンダリボリュームデータ]に設定すること。
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中間サイトは次の要件も満たす必要があります。
TrueCopyのライセンスがあること。
Universal Replicatorのライセンスがあること。
TrueCopyペアのセカンダリボリューム兼Universal Replicatorペアのプライマリボリュームがあること。
Universal Replicatorペアのマスタジャーナルボリュームがあること。
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副サイトは次の要件も満たす必要があります。
Universal Replicatorのライセンスがあること。
Universal Replicatorペアのセカンダリボリュームがあること。
Universal Replicatorペアのリストアジャーナルボリュームがあること。
差分データは、分割されたTrueCopyペアまたはUniversal Replicatorペアを再同期するときに使用されます。
TrueCopyペアを再同期したあと、PAIRまたはCOPY状態にあるUniversal Replicatorペアはシステムによって自動的に分割されます。