2.5.4 Universal Replicatorのリモート接続を追加する
背景
正サイトと副サイトのストレージシステムの両方で設定が必要です。
ストレージシステムのシリアル番号、モデル、パスグループID、およびポート番号がこの操作で必要となります。
前提条件
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必要なロール:ストレージ管理者(リモートバックアップ管理)ロール
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正サイトのストレージシステムと副サイトのストレージシステムが、Universal Replicator操作用に構成されていること。
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リモート接続用のネットワークが構築されていること。
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ファームウェアの交換処理中でないこと。
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RAID Managerの場合は、raidcom add rcuとraidcom modify rcuコマンドを使用すること。
操作手順
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次のどちらかの方法で、[リモート接続]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
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[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[リモート接続]を選択します。
Storage Navigatorを使用する場合:
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[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[リモート接続]を選択します。
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[接続 (To)]タブを選択します。
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次のどちらかの方法で、[リモート接続追加]画面を表示します。
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[リモート接続追加]をクリックします。
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[アクション]メニューから[リモート接続]-[リモート接続追加]を選択します。
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[リモートストレージシステム]の[モデル]を指定します。
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[リモートストレージシステム]の[シリアル番号]を入力します。
- メモ
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仮想ストレージマシン内のボリュームを使用するときも、本ストレージシステムのシリアル番号を指定してください。仮想ストレージマシンのシリアル番号は指定できません。
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VSP G1000, G1500およびVSP F1500に接続する場合は、接続先ストレージシステムの5桁のシリアル番号を指定してください。RAID Managerでは、”3”+シリアル番号の6桁で指定しますが、Storage Navigatorでは先頭の”3”がない5桁のシリアル番号を指定します。
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VSP 5000シリーズに接続する場合は、接続先ストレージシステムの5桁のシリアル番号を指定してください。RAID Managerでは、”5”+シリアル番号の6桁で指定しますが、Storage Navigatorでは先頭の”5”がない5桁のシリアル番号を指定します。
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[リモートパス]の[パスグループID]を選択します。
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[リモートパス]の[最小パス数]に1を指定します。
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[選択タイプ]でポートタイプを選択します。
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ローカルストレージシステムとリモートストレージシステムで使用するポートを選択します。
[選択タイプ]で[iSCSI]を選択したときは、リモートストレージシステムのポートの[IPアドレス]および[TCPポート番号]を入力します。パスを追加する場合は、[パス追加]をクリックします。必要な場合は、あとで[リモートパス追加]画面を使ってパスを追加したり削除したりできます。
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必要に応じて、オプションの[RIO MIH時間]を入力します。
3DCカスケード構成を使用する場合は、RIO MIH時間を20秒にすることをお勧めします。
- ヒント
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RIO MIHは、ストレージシステム間でのデータコピーの要求があったスロットに対して、コピーが開始されてから完了するまでの待ち時間を意味します。
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[完了]をクリックします。
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[設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。
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[適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。
設定した内容はタスクとしてキューイングされ、順に実行されます。
- ヒント
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ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。
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[タスク]画面で、操作結果を確認します。
実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。
リモート接続追加ウィザードについてはTrueCopyユーザガイドを参照してください。