2.4.5 Universal Replicatorが使用するポート
本ストレージシステムのポートには、次の特徴があります。
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ポートにはデータ送信用とデータ受信用の区別がありません。
- ヒント
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正サイトから副サイトへと副サイトから正サイトへの双方向に論理パスを確立してください。論理パスを設定するとき、正サイトから副サイトへの論理パスの数と、副サイトから正サイトへの論理パスの数が一致していることを確認してください。
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転送できるデータ量が制限されています。
- ヒント
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取り扱う可能性のあるデータ量に対して十分な数のポートを本ストレージシステムに確保するため、ピーク時に転送されるデータ量を知る必要があります。
- ヒント
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本ストレージシステムのどのポートをUniversal Replicatorが使用し、どのポートをUniversal Volume Managerが使用するか、あらかじめ決めておいてください。
- ヒント
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Universal ReplicatorとUniversal Volume Managerが正サイトのストレージシステムと副サイトのストレージシステムの間で同じポートを共用する構成の場合、次の操作を実行すると、処理が完了するまで一時的にI/Oが停止します。
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リモートパスとUniversal Volume Managerのパスが定義されているとき、片方のパスを削除する。
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リモートパスとUniversal Volume Managerのパスのどちらかが定義されているとき、もう一方のパスを定義する。
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- ヒント
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システムが災害リカバリのためのフェイルオーバーをサポートしている場合、ポートを正サイトのストレージシステムと副サイトのストレージシステムで同等のサイズに調整しておくことを推奨します。
Universal Replicatorシステムでポートを使用する目的は、次のとおりです。
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ストレージシステムとホストを接続する。
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Universal Replicatorコマンドとデータを、正サイトと副サイトのストレージシステム間で送受信する。