1.3.1 TrueCopyのシステム性能の計画
リモートコピー操作はホスト、ならびに正サイトと副サイトのストレージシステムのI/O性能に影響を与えるおそれがあります。TrueCopyは同期操作が性能に与える影響を最小化、コピー操作の効果を最大化しつつ、バックアップデータの整合性を最高レベルにするために、次のオプションを提供しています。
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副サイトのストレージシステムのオプション
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形成コピーに関するシステム全体およびCU全体のオプション
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ペアオプション
日立のサービスプロバイダが次のようにコピー動作最適化を支援することもできます。
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Write作業負荷Write作業負荷を分析。収集する作業負荷データ(MB/s and IOPS)を参考に以下の主要要素を決定できます。正確にサイズを測定すると、すべての作業負荷レベル以下でデータボトルネックなしに動作するリモート接続パスを作成します(ボトルネックは性能に深刻な影響を与えます)。
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帯域量
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リモート接続パス数
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ホストインタフェースパス数
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正サイトと副サイトのストレージシステムのTrueCopy専用ポート数
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災害リカバリのためにTrueCopyをセットアップする場合、必ず副サイトのストレージシステムをホストに接続してください。これによってセンス情報の報告とホストフェイルオーバ情報の転送が可能になります。副サイトのストレージシステムを副サイトのホストに接続していない場合、システム管理者が副サイトの状況をモニタリングできるよう、副サイトのストレージシステムを正サイトのホストに接続してください。