2.8.13 Universal Replicatorのジャーナルからジャーナルボリュームを削除する
背景
ジャーナルボリュームを削除すると、そのボリュームはジャーナルとして利用できなくなり、そのボリュームにはプライマリボリュームの更新内容が格納されなくなります。
前提条件
-
必要なロール:ストレージ管理者(リモートバックアップ管理)ロール
-
ジャーナルボリュームは、次のどれかの条件を満たす場合に限り、削除できます。
ジャーナル内のミラーに属するペアが削除されている。
ジャーナル内のミラーに属するペアがサスペンドされている。かつリザーブジャーナルボリュームがある。
ジャーナル内のミラーの状態が[Initial]、[Stopped]、または[Hold(Failure)]である。かつリザーブジャーナルボリュームがある。
ただし、デルタリシンクを用いる3DCマルチターゲット構成の場合、ジャーナルボリュームを削除するために必要なミラーの状態は、次のとおりです。
ジャーナルの状態
その他の条件
ミラー ID 1
ミラー ID 2
Stopped
Stopped
‐
Stopped
Hold(Failure)
Universal ReplicatorとTrueCopyの連携による3DC構成使用時
Universal Replicatorとglobal-active deviceの連携による3DC構成使用時
-
3つのUniversal Replicatorサイトによる3DC構成使用時
-
RAID Managerの場合は、raidcom delete journalコマンドを使用すること。
操作手順
-
次のどちらかの方法で、[ジャーナル]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
-
[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[ジャーナル]を選択します。
Storage Navigatorを使用する場合:
-
[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[ジャーナル]を選択します。
-
-
[ジャーナル]からジャーナルボリュームを削除するジャーナルのチェックボックスを選択します。
-
[ジャーナルボリューム]タブを選択します。
-
次のどちらかの方法で[ジャーナルボリューム割り当て]画面を表示します。
-
[ジャーナルボリューム割り当て]をクリックします。
-
[アクション]メニューから[ジャーナル]‐[ジャーナルボリューム割り当て]を選択します。
-
-
[割り当て済みジャーナルボリューム]テーブルから削除したいジャーナルボリュームのチェックボックスを選択して[削除]をクリックします。
-
[完了]をクリックします。
-
[設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。
-
[適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。
設定した内容はタスクとしてキューイングされ、順に実行されます。
- ヒント
-
ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。
-
[タスク]画面で、操作結果を確認します。
実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。