2.3.2 業務でのデータ回復の要件の検討
Universal Replicatorシステムでは、ジャーナルデータを副サイトに転送し続けると、マスタジャーナルボリュームは空に近い状態になります。しかし、書き込みデータ量が急上昇して長期にわたってデータ転送帯域より高い値になったり、パスに障害が発生したりすると、副サイトに移動できなくなったジャーナルデータがマスタジャーナルボリュームに蓄積されます。
ジャーナルボリュームに蓄積してもよいジャーナルデータの量を確実にするために、次の値を見積もる必要があります。
-
ジャーナルボリュームにデータを蓄積しても問題が発生しない最長時間
操作リカバリポイント目標(RPO)を決定して算出します。
-
アプリケーションが生成する変更データの量
書き込み作業負荷を測定して算出します。