1.9.6 TrueCopyペアを作成する
背景
1つまたは複数の新しいTrueCopyペアを作成する手順を次に示します。形成コピーは正サイトのストレージシステムから実行します。
前提条件
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必要なロール:ストレージ管理者(リモートバックアップ管理)ロール
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セカンダリボリュームがすべてのホストからオフラインであること。
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プライマリボリュームおよびセカンダリボリュームのポートID、ホストグループIDまたはiSCSIターゲットID、およびLUNがわかっていること。
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ペアを作成する前に、正サイトと副サイトのストレージシステムの論理ユニット(LU)を定義、初期化済みであること。
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ペアを作成する前に、プライマリボリュームとセカンダリボリュームの容量が、ブロック単位で同じであること。
- メモ
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[論理デバイス]画面の[オプション]で[容量単位]を[block]にして、プライマリボリュームとセカンダリボリュームの容量が同じであることを確認してください。[容量単位]を[GB]などのバイト単位で表示すると、プライマリボリュームとセカンダリボリュームの容量に僅かな差があった場合に、プライマリボリュームとセカンダリボリュームの容量の差異が表れないことがあります。
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TrueCopy用にポートを構成してあること。
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TrueCopy用に正サイトと副サイトのストレージシステムを構成済みであること。
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TCP/IPネットワークの過剰トラフィックを避けるため、形成コピー実行前にPerformance Monitorを停止していること。
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RAID Managerの場合は、paircreateコマンドを使用すること。
操作手順
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次のどれかの方法で、[TCペア作成]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
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[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[リモートレプリケーション]を選択します。[TC ペア]タブで[TC ペア作成]をクリックします。
Storage Navigatorのよく使うタスクを使用する場合:
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[よく使うタスク]から[TCペア作成]を選択します。
Storage Navigatorの[リモートレプリケーション]画面を使用する場合:
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[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[リモートレプリケーション]を選択します。[TCペア]タブで[TCペア作成]をクリックします。
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[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[リモートレプリケーション]を選択します。[アクション]メニューから[リモートレプリケーション]‐[TCペア作成]を選択します。
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[リモートストレージシステム]の[モデル/シリアル番号]で、モデルとシリアル番号を選択します。
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[リモートストレージシステム]の[パスグループID]で、パスグループのIDを選択します。
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[プライマリボリューム選択]の[選択項目]で、ローカルストレージシステムのポートタイプを選択します。
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[プライマリボリューム選択]の[LU選択]で、ローカルストレージシステムのポート名とホストグループ名またはiSCSIターゲットエイリアスを選択します。
プライマリボリュームとして使用できるボリュームが[利用可能なLDEV]テーブルに表示されます。
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[プライマリボリューム選択]の[利用可能なLDEV]テーブルで、プライマリボリュームのチェックボックスを選択します。
- メモ
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仮想ストレージマシン内のボリュームを使用するときも、VSP G150, G350, G370, G700, G900およびVSP F350, F370, F700, F900のLDEV IDを指定してください。仮想LDEV IDは指定できません。
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[セカンダリボリューム選択]の[ベースセカンダリボリューム]‐[ポート名]でポートを選択します。
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[セカンダリボリューム選択]の[ベースセカンダリボリューム]‐[ホストグループID/iSCSIターゲットID]で、ホストグループIDまたはiSCSIターゲットIDを選択します。
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[セカンダリボリューム選択]の[ベースセカンダリボリューム]‐[LUN ID]でLUN IDを選択します。
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[セカンダリボリューム選択]の[ベースセカンダリボリューム]‐[選択タイプ]でセカンダリボリュームを割り当てる間隔を選択します。
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必要に応じて、[オプション]をクリックします。
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[プライマリボリュームフェンスレベル]を選択します。
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[形成コピータイプ]を選択します。
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[コピー速度]で、1回のリモートI/Oでコピーする最大トラックの数を指定します。
デフォルトは15です。
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[形成コピー優先度]で、形成コピー操作の優先順位(スケジューリング順位)を入力します。
- 注意
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TrueCopyペアの作成中にタイムアウトが発生した場合、指定した優先順位のとおりにコピー処理が実行されないことがあります。タイムアウトの原因にはCUの構成やリモート接続パスの不具合などがあるため、原因を確認して改善してください。ペアをいったん削除してから、再度ペアを作成してください。
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[追加]をクリックします。
作成したペアが、[選択したペア]テーブルに追加されます。ペアを[選択したペア]テーブルから削除したい場合は、そのペアのチェックボックスを選択して[削除]をクリックします。ペアのチェックボックスを選択して[設定変更]をクリックすると、[設定変更]画面が表示され、そのペアの設定を変更できます。
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[完了]をクリックします。
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[設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。
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[適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。
設定した内容はタスクとしてキューイングされ、順に実行されます
- ヒント
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ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。
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[タスク]画面で、操作結果を確認します。
実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。