1.5.5 TrueCopyのセカンダリボリュームへのI/O
セカンダリボリュームの読み取り(Read)オプションを指定すると、ペアが分割されている間、TrueCopyペアを副サイトのストレージシステムから削除しないで、ホストからTrueCopyのセカンダリボリュームを読み取れます。
[セカンダリボリューム書き込み](RAID Managerの場合はpairsplit -rw)を指定してペアを分割すると、セカンダリボリュームへの書き込みができるようになります。この場合、セカンダリボリュームとプライマリボリュームに書き込まれたデータは、トラック単位のビットマップで差分管理され、ペアを再同期するときに使用されます。
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ペアを分割すると、セカンダリボリュームへ書き込みできるようになります。
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セカンダリボリュームへの書き込みが可能になっているペアを再同期すると、副サイトのストレージシステムはセカンダリボリュームの差分データを正サイトのストレージシステムに送信します。このデータがプライマリボリュームの差分データとマージされ、両方のシステムで同期していないトラックが判別・更新されます。これによって再同期が保証されます。