2.17.9 ミラーオプション編集ウィザード
- 〈この項の構成〉
(1) [ミラーオプション編集]画面
情報設定エリア
Universal Replicatorのミラーオプションを変更します。
項目 |
説明 |
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パス監視時間 |
物理パス障害(パス切れなど)が発生してからミラーが分割(サスペンド)されるまでの監視時間を指定します。パス監視時間の単位は[分]、[時]、または[日]のどれかから指定できます。指定できる値の範囲は、1~59分、1~23時間、または1~30日です。 パス監視時間の設定は、システムオプションモード449がOFFで、かつシステムオプションモード448がOFFのときに有効になります。 注意:特別な事情がないかぎり、ミラーの正側(MCU側)と副側(RCU側)には同じパス監視時間を指定してください。正側(MCU側)と副側(RCU側)でパス監視時間が異なる場合、ミラーが同時に分割(サスペンド)されません。例えば、ミラーの正側(MCU側)に5分を指定し、ミラーの副側(RCU側)に60分を指定した場合、正側(MCU側)はパスが閉塞してから5分後にサスペンドされますが、副側(RCU側)は60分後にサスペンドされます。 パス閉塞時に直ちにミラーが分割(サスペンド)されるようにしたい場合は、システムオプションモード448をONにし、システムオプションモード449をOFFにしてください。システムオプションモードの設定については、問い合わせ先に依頼してください。 |
パス監視時間の転送 |
ミラーの正側(MCU側)のパス監視時間を、ミラーの副側(RCU側)に転送するかどうかを指定します。転送すると、ミラーの正側(MCU側)と副側(RCU側)でパス監視時間が一致します。
副サイトでは[パス監視時間の転送]の設定ができません。 デルタリシンク処理を実行するときに副サイトにパス監視時間を設定する必要があるため、デルタリシンク用Universal Replicatorペアの正サイトでは、必ず[該当]を指定してください。 |
コピー速度 |
ボリューム1個当たりの形成コピーの速度を指定します。ただし、副サイトでは[コピー速度]の設定ができません。
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転送速度 |
データ転送時の転送速度を指定します。単位はMbps(メガビット/秒)です。[256]、[100]、[10]、または[3]のどれかを指定できます。推奨する設定値を次に示します。 転送速度が3Mbps~9Mbpsの場合、[3]を推奨します。 転送速度が10Mbps~99Mbpsの場合、[10]を推奨します。 転送速度が100Mbps~255Mbpsの場合、[100]を推奨します。 転送速度が256Mbps以上の場合、[256]を推奨します。 この設定は、マスタジャーナルでは無効になります。ただし、RAID Managerのhorctakeoverコマンドを使ってマスタジャーナルをリストアジャーナルに変えると、この設定は有効になります。 |
デルタリシンク失敗 |
デルタリシンク処理が実行できなかった場合の処理を設定します。
副サイトでは、[デルタリシンク失敗]の設定はできません。 複数のジャーナルをRAID Managerのコンシステンシーグループに登録している構成でジャーナルを使用する場合は、このオプションを[全てコピー]に設定してください。 Universal Replicatorとglobal-active deviceを併用している場合は、設定内容に関わらず[コピーなし]と同じ動作です。デルタリシンク処理を実行できなかった場合、何の処理も実行されず、セカンダリボリュームも更新されません。デルタリシンクが失敗したときには、Universal Replicatorペアを再同期してください。 |
(2) [設定確認]画面
[選択したミラー]テーブル
ミラーオプションを変更するUniversal Replicatorミラーの情報を確認します。
項目 |
説明 |
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ジャーナルID |
ジャーナルIDが表示されます。 |
ミラーID |
ミラーIDが表示されます。 |
属性 |
ミラーの属性が表示されます。
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状態 |
ミラーの状態が表示されます。 |
パス監視時間 |
リモートストレージシステムとの間に設定しているパスの閉塞監視時間が表示されます。 ミラーの副側(RCU側)の状態が[Hold]、[Holding]、または[Hold(Failure)]の場合、[-]が表示されます。 |
パス監視時間の転送 |
マスタジャーナルのパス監視時間をミラーの副側(RCU側)に転送するかどうかが表示されます。転送すると、ミラーの正側(MCU側)と副側(RCU側)でパス監視時間が一致します。
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コピー速度 |
ボリューム1個当たりの形成コピーの速度が表示されます。[低速]、[中速]または[高速]のどれかが表示されます。 ジャーナルがリストアジャーナルの場合、[-]が表示されます。 |
転送速度 |
データ転送時の転送速度が表示されます。単位はMbps(メガビット/秒)です。[256]、[100]、[10]、または[3]のどれかが表示されます。 この設定は、マスタジャーナルでは無効になります。ただし、RAID Managerのhorctakeoverコマンドを使ってマスタジャーナルをリストアジャーナルに変えると、この設定は有効になります。 |
デルタリシンク失敗 |
デルタリシンク処理が実行できなかった場合の処理が表示されます。
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リモートストレージシステム |
リモートストレージシステムの情報が表示されます。
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パスグループID |
リモート接続を登録したときにユーザが登録したパスグループIDが表示されます。 |
データVOL数 |
ジャーナルに関連するデータボリュームの数が表示されます。 デルタリシンクを用いる3DCマルチターゲット構成では、デルタリシンク用のミラーではないミラーのジャーナルに登録されているデータボリュームの数が表示されます。デルタリシンク用のミラー(状態が[Hold]、[Holding]、または[Hold(Failure)]のミラー)のジャーナルに登録されているデータボリュームの数は表示されません。 |
データ容量 |
関連するデータボリュームすべての総容量が表示されます。 デルタリシンクを用いる3DCマルチターゲット構成では、デルタリシンク用のミラーではないミラーのジャーナルに登録されているデータボリュームの総容量が表示されます。デルタリシンク用のミラー(状態が[Hold]、[Holding]、または[Hold(Failure)]のミラー)のジャーナルに登録されているデータボリュームの総容量は表示されません。 |
リモートコマンドデバイス |
ミラーにリモートコマンドデバイスが割り当てられているかどうかが表示されます。
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