2.12.1 Universal Replicatorの一般的なトラブルシューティング
エラー |
修正処置 |
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管理クライアントが停止する、またはUniversal Replicator操作が正しく機能しない。 |
問題の原因がPCまたはEthernetのハードウェアかソフトウェアにないことを確認してから、PCを再起動してみてください。管理クライアントの再起動は、進行中のUniversal Replicator操作や処理に影響を与えることはありません。Universal Replicatorの要件がすべて満たされているか確認します。 正サイトのストレージシステム、副サイトのストレージシステム、およびネットワーク中継機器に電源がオンで、NVSとキャッシュが利用可能な状態になっているかどうかを確認します。 入力したすべての値とパラメータをチェックして、管理クライアントに正しい情報(副サイトのストレージシステムのシリアル番号、パスパラメータ、プライマリボリュームやセカンダリボリュームのIDなど)を入力したか確認します。 Performance Monitorを利用している場合は、ご利用をお控えください。 |
ストレージシステムのコントロールパネル上にある、イニシエータのチャネル使用可LEDインジケータが消灯、または点滅している。 |
(1) お問い合わせ先の問い合わせ先に連絡してください。 |
ボリュームペアおよび(または)リモートパスの状態が正しく表示されない。 |
Universal Replicatorの画面で、正しい項目が選択されているかどうか確認してください。 |
Universal Replicatorエラーメッセージが管理クライアントに表示される。 |
エラーの原因を解決し、Universal Replicator操作を再度実行してください。 |
リモートパスのパス状態が正常でない。 |
[リモート接続プロパティ参照]画面(RAID Managerの場合はraidcom get rcu)でパス状態を確認してください。2.12.2 Universal Replicatorのリモートパスのトラブルシューティングを参照してください。 |
ペアがサスペンドされた。 |
[ペアプロパティ参照]画面でペア状態の詳細を確認してください。2.12.3 サスペンドの種類に応じたUniversal Replicatorのペアのトラブルシューティングを参照して、サスペンドされたUniversal Replicatorペアのサスペンド種別を確認し、正しい修正措置を実施してください。 |
ペア作成またはペア再同期操作でタイムアウトエラーが発生した。 |
タイムアウトエラーは、ハードウェアの障害によって引き起こされ、SIMが生成されます。「2.12.9 SIMの参照コード、種別、および説明」を参照してください。必要に応じてお問い合わせ先にご連絡ください。問題が解決した後で、再度Universal Replicator操作を行ってください。 SIMが生成されない場合、5~6分ほど待ってから作成または再同期したいペアの状態を確認してください。ペアの状態が正しく変わった場合は、失敗した操作がタイムアウトエラーメッセージが表示された後に完了したことを示します。ペアの状態が期待どおりに変わらなかった場合は、大きな作業負荷によってUniversal Replicator操作の完了が妨げられていることが考えられます。この場合、ストレージシステムの作業負荷が比較的少ないときに、Universal Replicator操作を再度実行してください。 Storage Navigator-SVP間の通信エラーが発生した場合は、マニュアルHitachi Device Manager - Storage Navigatorユーザガイドを参照してください。 |
ペア作成またはペア再同期操作が失敗した。 |
正サイトのストレージシステムでコントローラボードが閉塞しているかを確認してください。閉塞されたコントローラボードを回復させてから、再度操作してください。 |
ジャーナルにジャーナルボリュームが登録されていない状態になる。 |
ジャーナル削除中に処理が中断されたおそれがあります。削除したジャーナルで使用していたジャーナルボリュームを同じジャーナルに再登録した後、ジャーナルを削除してください。 |
ペア操作後にSuspending、Deleting状態のままとなり、Universal Replicatorペアが削除できない。 |
「2.6.13 ミラーを削除する」を参照し、「削除モード」で「強制」を選択して削除してください。 |