2.10.23 ShadowImageを組み合わせた構成での災害リカバリ
背景
Universal ReplicatorとShadowImageを組み合わせた構成で災害リカバリする手順について説明します。
Universal Replicatorを使って、ShadowImageペアのセカンダリボリュームをリモートバックアップする構成です。PSUS状態のShadowImageペアのセカンダリボリュームを、Universal Replicatorペアのプライマリボリュームとして利用します。
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ShadowImageペアのプライマリボリュームはPSUS状態です。
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ShadowImageペアのセカンダリボリュームはPSUS状態です。
災害または障害の発生によってShadowImageペアのプライマリボリュームが破損してしまった場合、ShadowImageペアのプライマリボリュームをリカバリするため、次の流れに従ってUniversal ReplicatorペアのセカンダリボリュームからShadowImageペアのプライマリボリュームにデータをコピーできます。
操作手順
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ShadowImageペアに対してRAID Managerのpairsplit -Sコマンドを実行し、ペアを削除します。
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ShadowImageペアは、プライマリボリュームとセカンダリボリュームがどちらもPSUS状態です。
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Universal Replicatorペアに対してRAID Managerのhorctakeoverコマンドを実行し、コピー方向を逆転させてペアを再作成します。
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Universal Replicatorペアに対してRAID Managerのhorctakeoverコマンドを実行し、コピー方向を元に戻してペアを再作成します。
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Universal Replicatorペアに対してRAID Managerのpairsplit -Sコマンドを実行し、ペアを削除します。
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ShadowImageペアに対してRAID Managerのpaircreateコマンドを実行し、逆方向でコピーします。
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ShadowImageペアに対してRAID Managerのpairsplit -Sコマンドを実行し、ペアを削除します。
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ShadowImageペアに対してRAID Managerのpaircreateコマンドを実行し、元の方向でコピーします。
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ShadowImageペアに対してRAID Managerのpairsplit -rコマンドを実行し、ペアをPSUS状態にします。
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ShadowImageペアは、プライマリボリュームとセカンダリボリュームがどちらもPSUS状態です。
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Universal Replicatorペアに対してRAID Managerのpaircreateコマンドを実行し、ペアを作成します。
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ShadowImageペアは、プライマリボリュームとセカンダリボリュームがどちらもPSUS状態です。
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