2.8.4 Universal Replicatorペアを強制的に削除する
背景
次の場合は、[ペア強制削除(URペア)]画面を使用して、Universal Replicatorペアを強制的に削除します。
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ペアが組まれていないボリュームであるにも関わらず、ボリュームにペアの情報が残ってしまっていて、ほかのペアのボリュームとして使用できない。
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通信エラーでリモートストレージシステムへ接続できない。
通信エラーでリモートストレージシステムへ接続できない場合は、リモートストレージシステムでペアを強制的に削除してください。
- 注意
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次のデータは破棄されます。
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正サイトのストレージシステムで強制削除を実行した場合、副サイトのストレージシステムに送られていないデータ
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副サイトのストレージシステムで強制削除を実行した場合、リストアされていないデータ
また、強制削除実行時に、ジャーナル内にPAIR/COPY状態のペアがある場合、該当するペアへのホストI/Oがタイムアウトすることがあります。
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前提条件
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必要なロール:ストレージ管理者(リモートバックアップ管理)ロール
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ペアが組まれていないボリュームであること。
操作手順
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次のどちらかの方法で、[論理デバイス]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
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[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[ボリューム]を右クリックし、[System GUI]を選択します。
Storage Navigatorを使用する場合:
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[ストレージシステム]ツリーから[論理デバイス]を選択します。
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[LDEV]タブで強制削除したいボリュームのチェックボックスを選択します。
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次のどちらかの方法で、[ペア強制削除(URペア)]画面を表示します。
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[他のタスク]‐[ペア強制削除(URペア)]をクリックします。
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[アクション]メニューから[リモートレプリケーション]‐[ペア強制削除(URペア)]を選択します。
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ペアの情報を削除したいボリュームが[選択したLDEV]テーブルに表示されていることを確認します。
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[タスク名]にタスク名を入力します。
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[適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。
設定した内容はタスクとしてキューイングされ、順に実行されます。
- ヒント
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ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。
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[タスク]画面で、操作結果を確認します。
実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。
- 〈この項の構成〉
(1) [ペア強制削除(URペア)]画面
[選択したLDEV]テーブル
項目 |
説明 |
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LDEV ID |
LDEV IDが表示されます。 |
LDEV名 |
LDEV名が表示されます。 |
容量 |
容量が表示されます。 |
CLPR |
CLPR IDが表示されます。 |