1.14.8 各サービスに優先度を設定する
それぞれのサービスに対して、相対的な優先度を設定したい場合は、優先度制御が適しています。
- 注意
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LUNパスを設定した、すべてのボリュームに優先度を設定する必要があります。
優先度設定の考え方
優先度には3段階あり、優先度が高いボリュームのI/O処理を優先し、優先度が低いボリュームのI/O処理順序を遅らせる制御が行われます。優先度「高」のみ設定するといった偏った設定をすると、処理順序の調整は実施されません。優先度の「高」を1割、「中」を3割、「低」を6割程度に設定することを推奨します。また、各サービスの優先度の違いがない場合、優先度制御は適していません。
レスポンス遅延警告が発生する場合
運用中に、レスポンス遅延警告が発生したり、モニタ情報異常が認められたりする場合は、次のことが考えられます。
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ドライブ障害などのハード障害が発生している(この場合は、ハード障害を示すSIMが通知されます)。
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ストレージシステムの処理能力を超えるI/O要求が発生している。
これらに該当しない場合は、優先度制御が十分に機能しない可能性があります。優先度設定の解除を検討してください。