1.16.3 CLPRを作成する
背景
CLPRを1つも作成していない状態では、キャッシュ全体はCLPR0で表示されます。作成できるCLPRの上限を次の表に示します。
モデル |
作成できるCLPR数の上限 |
---|---|
VSP G150 |
5 |
VSP G350およびVSP F350 |
21 |
VSP G370およびVSP F370 VSP G700およびVSP F700 VSP G900およびVSP F900 |
31 |
VSP E590、VSP E790およびVSP E990 |
31 |
CLPRを作成する場合、キャッシュ容量の初期値は4GBです。CLPRはCLPR0(キャッシュ全体)から必要な容量を割り当てて作成します。
前提条件
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必要なロール:ストレージ管理者(システムリソース管理)ロール
操作手順
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次のどちらかの方法で、[キャッシュパーティション]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
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[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[キャッシュパーティション]を選択します。
Storage Navigatorを使用する場合:
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[管理]ツリーから[キャッシュパーティション]を選択します。
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次のどれかの方法で、[CLPR作成]画面を表示します。
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[よく使うタスク]から[CLPR作成]を選択します。
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[キャッシュパーティション]タブで[CLPR作成]をクリックします。
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[設定]メニューから[リソース管理]‐[CLPR作成]を選択します。
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[CLPR名]で、CLPR名を入力します。
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[キャッシュサイズ]で、CLPRのキャッシュ容量を選択します。
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[追加]をクリックします。
作成したCLPRが、[選択したCLPR]テーブルに追加されます。CLPRを[選択したCLPR]テーブルから削除したい場合は、そのCLPRのチェックボックスを選択して[削除]をクリックします。CLPRのチェックボックスを選択して[設定変更]をクリックすると、[設定変更]画面が表示され、そのCLPRの設定を変更できます。
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[完了]をクリックします。
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[設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。
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[適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。設定した内容はタスクとしてキューイングされ、順に実行されます。
- ヒント
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ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。
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[タスク]画面で、操作結果を確認します。実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。
この時点では、まだCLPRにリソースが割り当てられていません。CLPRにリソースを割り当てるには、他のCLPR(通常はCLPR0)からリソースを移動する必要があります。リソースの移動方法、作成済みのCLPRの設定の変更は、関連項目を参照してください。