Hitachi

 ローカルレプリケーション クイックリファレンス 


2.11.5 プール容量を縮小する

背景

プールボリュームを削除すれば、プール容量を縮小できます。

注意

プール容量の縮小をしているプールに対して次の操作は実行できません。プール容量の縮小の完了を待つか、プール容量の縮小を中止してください。

  • プール拡張

  • プール縮小

  • プール編集

  • プール回復

メモ
  • 最大で8タスクまで、同時にプールを縮小できます。タスク画面でプールの縮小が完了したことを確認するまでは、縮小中のプールに対してRAID Managerコマンドでプールの縮小を実行しないでください。

  • プール容量を縮小するためにプールボリュームを削除すると、プールボリュームだったボリューム(LDEV)が閉塞します。フォーマットしてから再利用してください。また、閉塞したプールボリュームが外部ボリュームの場合、フォーマットするときに[Normal Format]を選択してください。

  • 容量拡張設定が有効なパリティグループに属するLDEVが含まれるプールについては、Storage NavigatorまたはRAID ManagerでLDEVを指定してプールを縮小する場合、プール縮小で指定したLDEVが属するパリティグループのプールボリュームの自動追加機能が無効になります。プールの縮小後に、プール縮小操作で指定したLDEVが属するパリティグループのプールボリュームの自動追加機能を有効にする場合、プールの容量拡張設定を無効にしてから、再度プールの容量拡張設定を有効にしてください。

    プールの容量拡張設定を無効にしたときに、SIMコード604xxx、または605xxxが報告された場合、SIMの対処を実施せずにプールの容量拡張設定を有効にしてください。なお、SIMコードのxxxは、プール番号です。

注意

Thin Imageを使用するときの注意

  • プールボリュームを削除するとプールのしきい値を超える場合は、プールボリュームを削除できません。

  • システムプールボリュームを削除する場合、対象のプールに4.2GB以上の空き領域が必要です。対象プールの空き領域が前述のサイズ未満の場合、システムプールボリュームは削除できません。

前提条件

操作手順

  1. 次のどれかの方法で、[プール]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    • [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[DPプール]を右クリックし、[System GUI]を選択します。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    • [ストレージシステム]ツリーから[プール]を選択します。

  2. 削除するプールボリュームが含まれているプールを選択します。

    プールの情報が表示されます。

  3. [プールボリューム]タブで削除するプールボリュームのチェックボックスを選択します。

    [縮小可能]が非該当のプールボリュームは削除できません。

    複数のプールボリュームを選択できます。

  4. 次のどちらかの方法で、[プール縮小]画面を表示します。

    • [プールボリューム]タブで[プール縮小]をクリックします。

    • [アクション]メニューから[プール管理]‐[プール縮小]を選択します。

  5. [プール縮小]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。

    [縮小結果予測]テーブルに、縮小前と縮小後の詳細(プール容量、プール使用量、プール使用率)が表示されます。

  6. [適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。設定した内容はタスクとして キューイングされ、順に実行されます。

    ヒント

    ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリック した後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。

  7. [タスク]画面で、操作結果を確認します。実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したり、キャンセルしたりできます。

[プール縮小]画面については、システム構築ガイドを参照してください。