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 ローカルレプリケーション クイックリファレンス 


1.2.1 ShadowImageのシステム要件の概要

ShadowImageに必要なシステム要件を次の表に示します。

項目

要件

ShadowImageライセンス容量

購入したライセンス容量を使用できます。1.2.2 ShadowImageライセンス容量の要件を参照してください。

ライセンスキー

詳細については、Hitachi Device Manager - Storage Navigatorユーザガイドを参照してください。

RAIDレベルRAIDレベル

RAID 1、RAID 5、RAID 6

RAID Manager

RAID ManagerのコマンドをIn-Band方式で実行する場合は、コマンドデバイスが必要です。Out-of-Band方式で実行する場合は、コマンドデバイスは不要です。詳細については、RAID Manager ユーザガイドを参照してください。

ペアボリュームペアボリューム

  • セカンダリボリュームごとのプライマリボリュームの数:1個

  • プライマリボリュームごとのセカンダリボリュームの数:1~3個

    L1ペアでは、各プライマリボリュームには最大3個のセカンダリボリューム。

    L2ペアでは、各プライマリボリュームには最大2個のセカンダリボリューム。

    ペアの階層についての情報は、1.1.5 ShadowImageカスケードペアとはを参照してください。

  • ボリューム容量:プライマリボリュームとセカンダリボリュームの容量は同じである必要があります。

    Storage Navigatorの場合は、[論理デバイス]画面の[オプション]で[容量単位]を[block]にして、プライマリボリュームとセカンダリボリュームの容量が同じであることを確認してください。[容量単位]を[GB]などのバイト単位で表示すると、プライマリボリュームとセカンダリボリュームの容量に僅かな差があった場合に、プライマリボリュームとセカンダリボリュームの容量の差異が表れないことがあります。

  • プライマリボリュームとセカンダリボリュームの最大サイズは、システムで作成できるボリュームの最大サイズと同じです。詳細は、システム構築ガイドを参照してください。

  • サポートするボリュームの種類は、以下のとおりです。

    • 内蔵ディスクを使用した内部ボリューム。

    • Universal Volume Managerで設定した外部ボリューム(Universal Volume Managerのライセンスが必要です)。

  • MU番号(ミラーユニット番号):L1ペアに対しては、0、1、または2を使用します。L2ペアに対しては、1または2を使用します。

  • 他のプログラムプロダクトとの共有ボリュームをサポートします。詳細は1.3.1 ShadowImageボリューム併用と他のプログラムプロダクトとの併用を参照してください。

  • 次のボリュームはペアボリュームとして使用できません。

    • Universal Replicatorジャーナルボリューム

    • 仮想ボリューム(Dynamic Provisioningボリュームを除く)

    • プールボリューム

    • 容量拡張設定が有効なパリティグループに属するボリューム

    • 重複排除用システムデータボリューム

  • プライマリボリュームのT10 PI属性とセカンダリボリュームのT10 PI属性は、同じ値を設定する必要があります。

  • ShadowImageのペアボリュームを作成する前に、プライマリボリュームとセカンダリボリュームの両方に対して、LUパスを設定しておく必要があります。またペアボリュームとして使用している間は、プライマリボリュームとセカンダリボリュームの両方に、LUパスを1本以上設定しておく必要があります。

最大ペア数

ストレージシステムの最大作成可能ペア数(1個のプライマリボリュームに対して、1個のセカンダリボリューム)を示します。実際の個数は、追加シェアドメモリの量に基づきます。詳細については、「1.2.4 作成できるShadowImageペア数の計算方法」を参照してください。

  • VSP G130:1,024ペア

  • VSP G150VSP G350およびVSP F350:8,192ペア

  • VSP G370およびVSP F370:16,384ペア

  • VSP G700およびVSP F700:24,576ペア

  • VSP G900VSP F900:32,768ペア

  • VSP E590:16,384ペア

  • VSP E790:24,576ペア

  • VSP E990:32,768ペア

コンシステンシーグループ

  • ストレージシステムに設定できるコンシステンシーグループの数は、ShadowImageThin Imageのコンシステンシーグループを含めて最大で2,048個です。

    ShadowImageのコンシステンシーグループは最大で128個です。

    ShadowImageペア、Thin Imageペアは同じコンシステンシーグループの中には共存できません。

  • コンシステンシーグループに定義できる最大ペア数を示します。
    • VSP G130:1,024ペア

    • VSP G130, G150, G350, G370, G700, G900およびVSP F350, F370, F700, F900:8,192ペア

    • VSP Eシリーズ:8,192ペア

  • 各コンシステンシーグループには0~7FFの番号が割り当てられます。

    コンシステンシーグループIDの00~7F(0~127)まではShadowImageThin Imageが共有して使用できます。コンシステンシーグループIDの80~7FF(128~2047)からはThin Image専用です。