2.10.12 Thin Imageペアを回復する
背景
Thin Imageペアを回復するためには、ペアがPSUS状態である必要があります。また、回復が完了すると、Thin ImageペアはPAIR状態になります。
- 注意
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回復中に障害が発生すると、ペア状態はPSUEPSUEとなります。PSUE状態になったThin Imageペアを回復させるためには、そのペアのスナップショットデータを削除する必要があります。スナップショットデータを削除してPSUE状態のThin Imageペアを回復させた場合、そのペアのプライマリボリュームのデータは保証されません。そのため、バックアップデータをプライマリボリュームに上書きしたり、プライマリボリュームをフォーマットしたりするなどの対応が必要になります。
前提条件
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必要なロール:ストレージ管理者(ローカルバックアップ管理)ロール
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Thin Imageペアの状態がPSUS状態であること。
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RAID Managerの場合は、
正方向:raidcom modify snapshot -snapshot_data resyncコマンドを使用すること
逆方向:raidcom modify snapshot -snapshot_data restoreコマンドを使用すること
操作手順
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次のどれかの方法で、[ペア再同期]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
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[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[ローカルレプリケーション]を選択します。[TIルートボリューム]タブでプライマリボリュームのチェックボックスを選択するか[スナップショットグループ]タブでスナップショットグループのチェックボックスを選択して、[他のタスク]‐[ペア再同期]をクリックします。
Storage Navigatorの[ローカルレプリケーション]画面を使用する場合:
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[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[ローカルレプリケーション]を選択します。[TIルートボリューム]タブでプライマリボリュームのチェックボックスを選択するか[スナップショットグループ]タブでスナップショットグループのチェックボックスを選択して、[他のタスク]‐[ペア再同期]をクリックします。
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[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[ローカルレプリケーション]を選択します。[TIルートボリューム]タブでプライマリボリュームのチェックボックスを選択するか[スナップショットグループ]タブでスナップショットグループのチェックボックスを選択して、[アクション]メニューから[ローカルレプリケーション]‐[ペア再同期]を選択します。
Storage Navigatorの[TIペア]画面を使用する場合:
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[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[ローカルレプリケーション]を選択します。[TIルートボリューム]タブでプライマリボリュームのチェックボックスを選択するか[スナップショットグループ]タブでスナップショットグループのチェックボックスを選択して、[TIペア操作]をクリックします。その後、[TIペア]画面で再同期させたいペアのチェックボックスを選択して[ペア再同期]をクリックします。
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[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[ローカルレプリケーション]を選択します。[TIルートボリューム]タブでプライマリボリュームのチェックボックスを選択するか[スナップショットグループ]タブでスナップショットグループのチェックボックスを選択して、[アクション]メニューから[ローカルレプリケーション]‐[TIペア操作]を選択します。その後、[TIペア]画面で再同期させたいペアのチェックボックスを選択して[ペア再同期]をクリックします。
Storage Navigatorでプライマリボリュームを指定して操作する場合は、スナップショットデータの合計数が32,768個になるまでプライマリボリュームを指定できます。スナップショットグループを指定して操作する場合は、ペアの合計数が32,768個になるまでスナップショットグループを指定できます。複数の階層で構成されているカスケードペアを操作する場合は、下位の階層のペアから順番に操作してください。
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[再同期タイプ]から、[Reverse Copy (セカンダリ > プライマリ)]を選択します。
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[完了]をクリックします。
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[設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。
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[適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。設定した内容はタスクとして キューイングされ、順に実行されます。
- ヒント
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ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリック した後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。
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[タスク]画面で、操作結果を確認します。実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したり、キャンセルしたりできます。