1.1.1 ShadowImageの利用法
次のようにボリュームを指定して、新規にShadowImageペアを作成すると、初期コピーを実行します。
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コピー元のボリュームを選択します。これが、プライマリボリュームになります。
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コピー先のボリュームを選択します。これが、セカンダリボリュームになります。
初期コピー中には、プライマリボリュームは、読み取りや書き込みが可能な状態となっています。初期コピーが完了したあと、プライマリボリュームに書き込まれた内容を定期的にセカンダリボリュームにコピーします。
ShadowImageペアは、ペアの分割指示を受け取るまでペアの状態を保ちます。ペアが分割すると、プライマリボリュームは更新されますが、セカンダリボリュームは分割した時点でのプライマリボリュームの内容を保証します。
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分割後のセカンダリボリュームに対して、ホスト側のアプリケーションによる読み取りや書き込みなどのアクセスができます。
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プライマリボリュームとセカンダリボリュームの更新データは差分ビットマップで管理します。
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用途に応じて、プライマリボリュームからセカンダリボリューム、またはセカンダリボリュームからプライマリボリュームへの再同期を実施することで、更新データをコピーし、再びペアを作成できます。