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 ボリューム管理 クイックリファレンス


4.7.13 EVAストレージシステム接続時のファームウェアバージョン

EVAストレージシステムはファームウェアバージョン4.000以降だけ接続できます。EVAストレージシステムを接続する場合は、4.000以降のバージョンにファームウェアを交換してください。

〈この項の構成〉

(1) EVAストレージシステム接続時のシステムオプションパラメータ

EVAストレージシステムを接続する場合は、EVAストレージシステムのシステムオプションパラメータを次の表に従って設定してください。次の表に記載されていないシステムオプションパラメータについては、EVAストレージシステムのマニュアルを参照し、接続構成に合わせて適切に設定してください。

設定項目

設定内容

Add a Host

Host OS

Windows

また、EVAストレージシステムと接続するVSP G130, G150, G350, G370, G700, G900およびVSP F350, F370, F700, F900の各ポートのWWNを、EVAストレージシステムに登録する必要があります。WWNの登録方法については、EVAストレージシステムのマニュアルを参照してください。

(2) EVAストレージシステム接続時のボリュームの識別方法(デバイスIDの利用)

外部ストレージシステムがEVAストレージシステムの場合、Universal Volume Managerの画面の[ボリュームプロパティ]にはLUNが表示されます。

次の図のような構成で、EVAポートAを示すWWNを指定してボリュームを検索すると、HostGroup-1のLUN 1とLUN 2、およびHostGroup-2のLUN 1とLUN 2がそれぞれ検出されます。この場合、EVAポートAから接続できるボリュームとしてLUN 1とLUN 2がそれぞれ2個ずつ検出されてしまい、[ボリュームプロパティ]だけでは、これらのボリュームを識別できません。

次の図のような構成の場合には、Universal Volume Managerの画面の[デバイスID]を参照してボリュームを識別できます。[デバイスID]の最初から32文字は、EVAストレージシステムから参照できるWorld Wide LUN Nameを表示しています。このWorld Wide LUN Nameによって、ボリュームを識別できます。

ボリュームが[ボリュームプロパティ]だけでは識別できない構成の例を次の図に示します。

[図データ]