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 ボリューム管理 クイックリファレンス


4.1.3 内部ボリュームと外部ボリュームのマッピング

外部ストレージシステムのボリュームをローカルストレージシステムから操作するには、外部ボリュームのマッピングが必要です。マッピングマッピングとは、外部ボリュームに、ローカルストレージシステムから操作するために必要な管理番号を割り当てることです。外部ボリュームに管理番号を割り当てると、システム管理者は、ローカルストレージシステムの内部ボリュームだけでなく、外部ボリュームもStorage Navigatorから操作できるようになります。この管理番号は、「外部ボリュームグループ番号-通し番号」で表されます(例:E2-1、E50-3)。

Universal Volume Managerのマッピングの概念を図に示します。

[図データ]

図では、Universal Volume Managerによってローカルストレージシステムに他のストレージシステムを接続しています。ローカルストレージシステムは、外部ストレージシステム接続用のポートからスイッチを経由して、外部ストレージシステムと接続しています。接続した外部ストレージシステムのボリュームは、ローカルストレージシステムのボリュームとしてマッピングされています。

図のように、外部ボリュームをローカルストレージシステムの内部ボリュームとしてマッピングすれば、外部ボリュームをローカルストレージシステムのボリュームであるかのようにStorage Navigatorで操作できるようになります。

ヒント

外部ボリュームがローカルストレージシステムのボリュームとしてマッピングされている場合、外部ボリュームにアクセスしたり外部ボリュームをコピーしたりできるのは、ローカルストレージシステムに接続しているホストだけです。外部ストレージシステムに接続しているホストからは、外部ボリュームへのアクセスやコピーはできません。

〈この項の構成〉

(1) ポート探索とボリューム探索

ポート探索とボリューム探索は、外部ボリュームを見つけるための処理で、外部ボリュームのマッピング時および外部パスの追加時に実行します。

ポート探索とは、ローカルストレージシステムの外部ストレージシステムへ接続するポートから、接続先の外部ストレージシステムのTargetポートを検索し、情報を取得する処理のことです。ポート探索を実行することで、Universal Volume Managerの画面に外部ストレージシステムの最新情報を表示できます。

ボリューム探索は、外部ストレージシステムのTargetポートから外部ボリュームを検索し、情報を取得する処理のことです。ボリューム探索は、ポート探索のあとに自動的に実行されます。