Hitachi

 ボリューム管理 クイックリファレンス


4.1.1 Universal Volume Managerの概要

Universal Volume Managerは、Hitachi Virtual Storage Platform G130, G150, G350, G370, G700, G900およびHitachi Virtual Storage Platform F350, F370, F700, F900ストレージシステムを含む複数のストレージシステムを、まるで1つのストレージシステムであるかのように扱えるプログラムプロダクトです。Universal Volume Managerを使用すると、システム管理者は機種の異なる複数のストレージシステム内のボリュームを、VSP G130, G150, G350, G370, G700, G900およびVSP F350, F370, F700, F900のストレージシステム内のボリュームと同様に管理できるようになります。

例えば、Universal Volume Managerを使用すると次のことが統一できます。

・異なるストレージシステム間のコピー操作

・ホストと複数のストレージシステムとの接続

〈この項の構成〉

(1) 異なるストレージシステム間のコピー操作の統一

異なるストレージシステム間でデータをコピーする場合、通常は、使用するストレージシステムによってコピー操作が異なります。

Universal Volume Managerをインストールすると、ローカルストレージシステム内のボリューム間でデータをコピーするのと同じ操作で、次の操作ができます。

異なるストレージシステム間のコピー操作の統一の概要を次の図に示します。

[図データ]

(2) ホストと複数ストレージシステムとの接続の統一

複数のストレージシステムを使ったシステムでは、通常、ホストはすべてのストレージシステムにアクセスする必要があります。システム管理者がホストからボリュームへの接続を設定するには、それぞれのストレージシステムに応じた設定方法に従う必要があります。

Universal Volume Managerをインストールすると、システム管理者はホストからローカルストレージシステムへの接続を設定するだけで済みます。設定完了後、ホストからは、ローカルストレージシステム内のボリュームを操作するのと同じ方法で、外部ストレージシステム内のボリュームを操作できます。

ホストと複数ストレージシステムとの接続の統一の概要を次の図に示します。

[図データ]