2.6.4 プール使用量のしきい値とは
仮想ボリュームを使用する場合、プールの容量が満杯にならないように管理する必要があります。プール使用量に境界値(しきい値)を設定して、プールの残容量を管理してください。警告しきい値と枯渇しきい値の二段階で監視して、プールの残容量をレベル分けできます。プール使用量がしきい値以上の場合、SIMを出力してユーザに警告し、SNMPトラップを報告します。
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警告しきい値:1%~100%の範囲で1%単位に設定できます。初期値は70%です。
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枯渇しきい値:1%~100%の範囲で1%単位に設定できます。初期値は80%です。
警告しきい値が50%で枯渇しきい値が80%の場合のプール容量を、次の図に示します。プール使用量がプール全体の50%(500GB)以上の場合、SIMおよびSNMPで報告を実施します。さらにプール使用量が増大して、枯渇しきい値(80%)以上の場合、再度SIMおよびSNMPで報告を実施します。