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 ボリューム管理 クイックリファレンス


1.8.9 仮想ストレージマシンのペア操作

〈この項の構成〉

(1) 仮想IDを指定したペア操作

RAID Manager構成定義ファイルのHORCM_LDEVのSerial#およびCU:LDEV(LDEV#)のそれぞれに仮想ストレージマシンのシリアル番号および仮想LDEV番号を記載してペア操作が実行できます。また、従来通り構成定義ファイルのHORCM_LDEVのSerial#およびCU:LDEV(LDEV#)のそれぞれに実際のシリアル番号およびLDEV番号を記載してペア操作を実行することもできます。

注意

次の条件を満たす場合、仮想IDを指定したローカルコピーのペア操作が実行できません。

  • プライマリボリュームとセカンダリボリュームがそれぞれ異なる仮想ストレージマシンに定義されている

また、次の条件をすべて満たす場合、仮想IDを指定したリモートコピーのペア操作が実行できません。

  • プライマリボリュームがVSPのLDEV、HUS VMのLDEV、USP VのLDEV、またはUSP VMのLDEV

注意

仮想IDを指定したglobal-active deviceペアの操作は実行できません。

(2) ペアの表示

RAID Manager構成定義ファイルのHORCM_LDEVのSerial#およびCU:LDEV(LDEV#)のそれぞれに仮想ストレージマシンのシリアル番号および仮想LDEV番号を記載して作成したペアは、pairdisplayコマンド実行結果のSeq#およびLDEV#の欄に仮想ストレージマシンのシリアル番号および仮想LDEV番号が表示されます。また、従来通り構成定義ファイルのHORCM_LDEVのSerial#およびCU:LDEV(LDEV#)のそれぞれに実際のシリアル番号およびLDEV番号を記載して作成したペアは、pairdisplayコマンド実行結果のSeq#およびLDEV#の欄に実際のシリアル番号およびLDEV番号が表示されます。

注意

構成定義ファイルのHORCM_LDEVのSerial#およびCU:LDEV(LDEV#)のそれぞれに従来通り実際のシリアル番号およびLDEV番号を記載した状態でペアを作成した場合、サーバが認識するデバイスの情報とpairdisplayコマンドの実行結果に表示されるデバイスの情報が異なります。