Hitachi

 ボリューム管理 クイックリファレンス


1.4.8 [プール作成]画面

プールボリュームを手動で選択する場合

[図データ]

プールボリュームを自動で選択する場合

[図データ]

情報設定エリア

注※

※の項目は必ず設定してください。

項目

説明

プールタイプ

プールタイプを選択します。

Thin Imageの場合は[Thin Image]を選択してください。

次のプログラムプロダクトの場合は[Dynamic Provisioning]を選択してください。

  • Dynamic Provisioning

  • Dynamic Tiering

  • active flash

複数階層プール

プールタイプでDynamic Provisioningを選択した場合、複数階層プールの有効または無効を選択できます。有効を選択した場合はDynamic Tiering機能を使用できます。

Active Flash

複数階層プールで有効を選択した場合、かつプールボリュームにドライブタイプがSSDのボリュームがある場合、チェックボックスを選択できます。チェックボックスを選択した場合、active flash機能を使用できます。

データダイレクトマップ

データダイレクトマップ属性の有効または無効を選択します。[プールタイプ]が[Dynamic Provisioning]で、[複数階層プール]が[無効]のときだけ選択できます。

プールボリューム選択

プールボリュームの設定方法を[自動]または[手動]から選択します。

[データダイレクトマップ]で[有効]を選択した場合は[手動]となります。

ドライブタイプ/RPM

この項目は、[プールボリューム選択]で[手動]を選択した場合に表示されます。

プールボリュームのドライブ種別とRPM(回転数)を選択します。Dynamic ProvisioningDynamic Tiering、またはactive flashの場合は[混在可能]が表示されます。外部ボリュームの場合は、ドライブタイプに[外部ストレージ]が表示されます。

RAIDレベル

この項目は、[プールボリューム選択]で[手動]を選択した場合に表示されます。

プールボリュームのRAIDレベルを選択します。

Dynamic ProvisioningDynamic Tiering、またはactive flashの場合は[混在可能]が表示されます。

[ドライブタイプ/RPM]で[外部ストレージ]を選択している場合は、[-]が表示されます。

プールVOL選択

この項目は、[プールボリューム選択]で[手動]を選択した場合に表示されます。

[プールVOL選択]画面が表示されます。

[プールVOL選択]画面の詳細については(5) [プールVOL選択]画面を参照してください。

合計選択プールボリューム

この項目は、[プールボリューム選択]で[手動]を選択した場合に表示されます。

選択したプールボリュームの合計数が表示されます。

合計選択容量

この項目は、[プールボリューム選択]で[手動]を選択した場合に表示されます。

選択したプールボリュームの合計容量が表示されます。

FMDパリティグループの容量拡張を有効にする

次のすべての条件を満たしている場合、チェックボックスを選択できます。

  • 選択されたすべてのプールボリュームがSSD、FMD、またはFMD DC2のパリティグループから作成されている
  • 選択されたプールボリュームが、容量拡張設定が無効なパリティグループから作成されている場合、そのパリティグループの容量拡張設定を有効にできる
  • 容量拡張が無効なパリティグループから作成されたプールボリュームがひとつ以上選択されている

チェックボックスを選択した場合、FMDによる圧縮の効果が得られます。

リソースグループ

この項目は、[プールボリューム選択]で[自動]を選択した場合に表示されます。

プールボリュームのリソースグループ名を選択します。

性能

この項目は、[プールボリューム選択]で[自動]を選択した場合に表示されます。

プールの性能を選択します。

総容量

この項目は、[プールボリューム選択]で[自動]を選択した場合に表示されます。

プールの総容量を入力します。

プール構成変更

この項目は、[プールボリューム選択]で[自動]を選択した場合に表示されます。

[プール構成パターン変更]画面が表示されます。自動で選択されたプール構成を変更できます。[プール構成パターン変更]画面の詳細については、「(4) [プール構成パターン変更]画面」を参照してください。

合計プールボリューム数

この項目は、[プールボリューム選択]で[自動]を選択した場合に表示されます。

プールボリュームの合計数が表示されます。

総容量

この項目は、[プールボリューム選択]で[自動]を選択した場合に表示されます。

選択されたプール構成を使用して作成されるプールの容量が表示されます。

プール名

プール名を設定します。プール名は32文字以下の半角英数字および記号で入力します。英字の場合は、大文字と小文字を区別します。

ただし、次の記号は使用できません。

\ / : , ; * ? " < > |

開始プールID

未使用プールIDの最小値が表示されます。

設定できるプールIDがない場合は初期値が表示されません。

すでに使用されているプールIDを入力した場合は、入力したプールID以降で設定できる最小のプールIDを自動で設定します。

警告しきい値

しきい値を1 ~ 100%の間から設定します。初期値は70%です。

Thin Imageの場合、しきい値を20 ~ 95%の間から設定します。初期値は80%です。

[データダイレクトマップ]で[有効]を選択した場合は100%が設定されます。

枯渇しきい値

しきい値を1 ~ 100%の間から設定します。初期値は80%です。

Thin Imageのプールを作成する場合は、設定不要です。

[データダイレクトマップ]で[有効]を選択した場合は100%が設定されます。

枯渇しきい値超過時にTIペアを中断する

Thin Imageペアを作成してスナップショットデータを格納するDynamic Provisioningのプールの使用量が枯渇しきい値を超えた場合、SIMコード62Exxxを出力します。この場合、Thin Imageペアのスナップショットデータを取得しようとすると、Thin Imageペアが障害サスペンドします。初期値は、[はい]です。

[はい]:プールの使用量が枯渇しきい値を超えた場合、SIMコード62Exxxを出力します。次のどちらかの場合、[はい]を選択できません。

  • [複数階層プール]が[有効]

  • [データダイレクトマップ]が[有効]

[いいえ]:プールの使用量が枯渇しきい値を超えた場合でも、Thin Imageペアを使用できます。

I/O失敗(プールVOL閉塞)時に仮想VOLをProtect属性にする

次の条件を満たす場合、この項目は設定できます。

  • [プールタイプ]に[Dynamic Provisioning]が指定されている

  • Data Retention Utilityがインストールされている

プールボリューム閉塞時の仮想ボリューム保護機能について、[はい]または[いいえ]を選択します。

[はい]:この機能を有効にします。この機能を有効にした場合、Dynamic ProvisioningDynamic Tiering、またはactive flashのプールのプールボリュームが閉塞した場合、そのプールボリュームに関連づけられている仮想ボリュームの読み取りと書き込みができなくなります。

[いいえ]:この機能を無効にします。

I/O失敗(プール満杯)時に仮想VOLをProtect属性にする

次の条件を満たす場合、この項目は設定できます。

  • [プールタイプ]に[Dynamic Provisioning]が指定されている

  • Data Retention Utilityがインストールされている

プール満杯時の仮想ボリューム保護機能について、[はい]または[いいえ]を選択します。

[はい]:この機能を有効にします。この機能を有効にした場合、Dynamic ProvisioningDynamic Tiering、またはactive flashのプールが満杯になったときに、そのプールに関連づけられている仮想ボリュームの読み取りと書き込みができなくなります。

[いいえ]:この機能を無効にします。

階層管理

性能モニタリングおよび階層再配置の自動実行または手動実行を選択します。

[実行周期]:性能モニタリングおよび階層再配置が実行される周期を設定します。

[モニタ採取時間]:[実行周期]で[24時間]を選択したとき、00:00 ~23:59(初期値)から1日の中で性能モニタリングが実行される時間帯を指定します。開始時刻と終了時刻は1時間以上空けてください。開始時刻を終了時刻よりも遅い時刻に指定した場合は、次の日の終了時刻まで性能モニタリングが実行されます。

この機能は複数階層プールが有効なときだけ、設定できます。

モニタモード

モニタモードを設定します。[継続モード]は、過去の周期のモニタ結果を加重して階層再配置を実施する場合に設定します。[周期モード]は、設定された周期で階層再配置を実施する場合に設定します。

この機能は複数階層プールが有効なときだけ、設定できます。

再配置速度

階層再配置の速度を設定します。[1(最も遅い)]、[2(遅い)]、[3(標準)]、[4(速い)]、または[5(最も速い)]から選択します。階層再配置を高速で実行する場合、最大で[5(最も速い)]が設定できます。階層再配置の速度を低速に設定した場合、ドライブの負荷が低くなります。

新規割当用空き領域率

この機能は複数階層プールが有効なときだけ、設定できます。

[階層1]:階層1に設定する割合(%)を0~50の整数で入力します。初期値は階層1のプールボリュームのドライブ種別に依存した値です。SSDの場合の初期値は0%、SSD以外の場合の初期値は8%です。

[階層2]:階層2に設定する割合(%)を0~50の整数で入力します。初期値は階層2のプールボリュームのドライブ種別に依存した値です。

[階層3]:階層3に設定する割合(%)を0~50の整数で入力します。初期値は階層3のプールボリュームのドライブ種別に依存した値です。

再配置用バッファ領域率

この機能は複数階層プールが有効なときだけ、設定できます。

[階層1]:階層1に設定する割合(%)を2~40の整数で入力します。初期値は2%です。

[階層2]:階層2に設定する割合(%)を2~40の整数で入力します。初期値は2%です。

[階層3]:階層3に設定する割合(%)を2~40の整数で入力します。初期値は2%です。

[追加]ボタン

情報設定エリアで設定した設定内容が[選択したプール]テーブルに追加されます。

[選択したプール]テーブル

[次のタスク]

[次へ]をクリックすると、[次のタスク]に記載されたタスクの設定に進みます。