1.14.3 iSCSI仮想ポートモードでの複数VLANの運用
iSCSIポートに仮想ポートモードを適用すると、1個のポートに16個の仮想ポートが追加できます。VLANによってネットワークを分割して複数のセグメントでストレージシステムを使用する場合、仮想ポートを使用できます。これによって、ポートおよびネットワークリソースを効率的に使用できます。
iSCSI仮想ポートモードの適用および仮想ポートの登録は、RAID Managerから実行します。iSCSI仮想ポートの設定と削除については、RAID Manager ユーザガイドを、コマンドの詳細については、RAID Managerコマンドリファレンスを参照してください。
仮想ポートモード使用時の注意事項
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仮想ポートモード使用時は、iSNS機能を使用できません。
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iSCSI仮想ポートモードを有効にする場合、iSCSI仮想ポートID(0)にiSCSI仮想ポートモード無効時のポートの情報が引き継がれます。また、iSCSI仮想ポートID(1~15)を追加する場合、IPv4またはIPv6のどちらかを設定する必要があります。
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仮想ポートにIPv6アドレスを使用する場合、同一ネットワーク内で複数の仮想ポートを使用できません。
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仮想ポートモードの設定を変更する場合、該当するCHBのiSCSIポートにてリンクダウン/リンクアップが発生します。このため、ホスト接続の状態で設定を変更する場合、システムへの影響を考慮して、I/O負荷の低い時間帯に保守操作を実施してください。