1.15.5 iSCSIターゲットの設定を変更する
背景
- 注意
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ホストモードの設定操作はデータの破壊を伴う操作ではありません。しかし、あらかじめデータ(対象のポートからアクセスできるデータ)をバックアップしてから、ホストモードを変更することを推奨します。
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ホストがI/O 処理を実行していないことを確認してください。
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ホストリザーブ(マウント)状態ではないことを確認してください。
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同一のiSCSIターゲットに対してシークレットを2回以上続けて変更する場合、適用済みのタスクの完了を待ってから次の変更を実行してください。適用済みのタスクの完了を待たずにシークレットを変更すると、ユーザ名が期待していた内容に変更されない場合があります。
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前提条件
必要なロールを次に示します。
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ストレージ管理者(プロビジョニング)ロール
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セキュリティ管理者(参照・編集)ロール
操作手順
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次のどれかの方法でタブを表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
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[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択します。[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]画面で、[ホストグループ / iSCSIターゲット]タブを選択します。
Storage Navigatorを使用する場合:
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ストレージシステムの全iSCSIターゲットを表示する場合、[ストレージシステム]ツリーから[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択し、[ホストグループ / iSCSIターゲット]タブを選択します。
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ポート単位でiSCSIターゲットを表示する場合、[ストレージシステム]ツリーから[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択し、設定対象のポート名を選択します。[iSCSIターゲット]タブを選択します。
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個別のiSCSIターゲットを表示する場合、[ストレージシステム]ツリーから[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択し、設定対象のiSCSIターゲット名を選択します。[ホストモードオプション]タブを選択します。
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次のどれかの方法で、[iSCSIターゲット編集]画面を表示します。
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[iSCSIターゲット編集]をクリックします。
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[他のタスク]-[iSCSIターゲット編集]をクリックします。
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[アクション]メニューから[ポート/ホストグループ管理]-[iSCSI]-[iSCSIターゲット編集]を選択します。
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[iSCSIターゲット編集]画面で、項目のチェックボックスを選択して値を入力します。次の項目の設定が変更できます。
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[iSCSIターゲットエイリアス]:iSCSIターゲットのエイリアスが設定できます。
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[iSCSIターゲット名]:iSCSIターゲットの名称が設定できます。
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[ホストモード]:ホストモードおよびホストモードオプションが設定できます。[ホストモードオプション]を選択すると、画面が拡張されてホストモードのオプションのリストが表示されます。[モード番号]はオプションの番号を示します。設定したいオプションを選択した状態で[有効]をクリックします。
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[認証方法]:認証方法の設定を[CHAP]、[認証なし]、または[ホストに従う]から選択できます。
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[相互CHAP]:[有効]または[無効]を選択します。[有効]を選択した場合、双方向認証モードになります。[無効]を選択した場合、単方向認証モードになります。
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[ユーザ名]:ユーザ名を設定できます。
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[シークレット]:シークレットを設定できます。
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[完了]をクリックします。
メッセージが表示される場合、[OK]をクリックすると[iSCSIターゲット編集]画面、または[設定確認]画面が表示されます。[iSCSIターゲット編集]画面が表示された場合、手順3に戻ってメッセージに表示された項目を設定してください。
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[設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。
行のラジオボタンを選択して[詳細]をクリックすると[iSCSIターゲットプロパティ]画面が表示されます。
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[適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。
ホストからのI/O実行中に変更するとI/Oが異常終了する設定項目について、メッセージが表示されます。[OK]をクリックすると、タスクが登録され、順に実行されます。
- ヒント
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ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。
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[タスク]画面で、操作結果を確認します。
実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。