1.6.4 仮想ボリュームの容量を拡張する
背景
- 注意
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仮想ボリューム容量を拡張しているときに次の操作をしないでください。また、次の操作を実施しているときに容量を拡張しないでください。
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Virtual LUN機能を使用した操作
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仮想ボリュームを作成する操作
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プールを回復する操作
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仮想ボリュームを削除する操作
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RAID Managerの別インスタンスでの容量の拡張操作
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ストレージシステム装置の保守作業
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- メモ
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仮想ボリューム容量を拡張したあとは必ずStorage Navigatorのメニューバーで[ファイル]-[すべて更新]を実行し、仮想ボリューム容量が拡張されたことを確認してください。
確認しないで操作した場合は、Storage Navigatorからの操作が失敗することがあります。
仮想ボリューム容量が拡張されていない場合は、しばらく待ったあと、再度[ファイル]-[すべて更新]を実行し、確認してください。
前提条件
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必要なロール:ストレージ管理者(プロビジョニング)ロール
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拡張する仮想ボリュームが、関連項目に記載されている拡張できないプログラムプロダクトと併用されていないこと
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拡張する仮想ボリュームがLDEVフォーマット中ではないこと
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拡張する仮想ボリュームが次のボリュームではないこと
データダイレクトマップ属性の仮想ボリューム
重複排除用システムデータボリューム(フィンガープリント)
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重複排除用システムボリューム(データストア)を拡張する場合、そのボリュームが自動容量拡張中でないこと
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仮想ボリュームを拡張する容量として[V-VOL容量拡張]画面の[容量]の下に表示されている範囲内の値を指定すること
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拡張する仮想ボリュームに関連づけているプールが、次の状態のどれかであること
正常の状態
しきい値超えの状態
プールの縮小を実行中の状態
操作手順
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次のどれかの方法で[V-VOL容量拡張]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
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[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[ボリューム]を右クリックし、[System GUI]を選択します。[LDEV]タブで容量拡張する仮想ボリュームを選択し、[他のタスク]-[仮想ボリューム拡張]をクリックします。
Storage Navigatorの[論理デバイス]画面を使用する場合:
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[ストレージシステム]ツリーから[論理デバイス]を選択します。[LDEV]タブで容量拡張する仮想ボリュームを選択し、[他のタスク]-[仮想ボリューム拡張]をクリックします。
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[ストレージシステム]ツリーから[論理デバイス]を選択します。[LDEV]タブで容量拡張する仮想ボリュームを選択し、[アクション]メニューから[論理デバイス管理]-[仮想ボリューム拡張]を選択します。
Storage Navigatorの[プール]画面を使用する場合:
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[ストレージシステム]ツリーから[プール]を選択し、対象のプールをクリックします。[仮想ボリューム]タブで容量拡張する仮想ボリュームを選択し、[仮想ボリューム拡張]をクリックします。
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[ストレージシステム]ツリーから[プール]を選択し、対象のプールをクリックします。[仮想ボリューム]タブで容量拡張する仮想ボリュームを選択し、[アクション]メニューから[論理デバイス管理]-[仮想ボリューム拡張]を選択します。
Storage Navigatorの[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]画面を使用する場合:
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[ストレージシステム]ツリーから[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択し、設定対象のホストグループ名を選択します。[LUN]タブを選択します。容量拡張する仮想ボリュームを選択し、[他のタスク]-[仮想ボリューム拡張]を選択します。
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[ストレージシステム]ツリーから[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択し、設定対象のホストグループ名を選択します。[LUN]タブを選択します。容量拡張する仮想ボリュームを選択し、[アクション]メニューから[論理デバイス管理]-[仮想ボリューム拡張]を選択します。
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[ストレージシステム]ツリーから[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択し、設定対象のiSCSIターゲット名を選択します。[LUN]タブを選択します。容量拡張する仮想ボリュームを選択し、[他のタスク]-[仮想ボリューム拡張]を選択します。
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[ストレージシステム]ツリーから[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択し、設定対象のiSCSIターゲット名を選択します。[LUN]タブを選択します。容量拡張する仮想ボリュームを選択し、[アクション]メニューから[論理デバイス管理]-[仮想ボリューム拡張]を選択します。
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[合計容量で指定]または[追加容量で指定]を選択します。
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指定した容量をバウンダリ補正する場合、[容量互換モード(バウンダリ補正する)]のチェックボックスを選択します。
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[容量]に、拡張後の容量を入力します。
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[完了]をクリックします。
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[設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。
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[適用]をクリックします。
タスクが登録され、[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]のチェックボックスにチェックマークが付いている場合は、[タスク]画面が表示されます。