Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(VMware®用)
HDLMをアンストールする手順を,次に説明します。アンインストールは,リモート管理クライアントと,ホストの両方に対して実施してください。
- この項の構成
- (1) ホストのアンインストール
- (2) リモート管理クライアントのアンインストール
リモート管理クライアントのVMware vSphere CLIで操作します。
- リモート管理クライアント上のWindowsに,Administratorsグループのユーザでログオンします。
- リモート管理クライアントのVMware vSphere CLIを起動します。
- 次に示すコマンドを実行して,HDLMのオフラインバンドルファイル名を確認します。
esxcli --server=ホスト名 --username=ユーザ名 --password=パスワード software vib list | findstr hdlm- HDLMをアンインストールします。
次に示すコマンドを実行してください。-nパラメタには,手順3で確認したオフラインバンドルファイル名を指定します。esxcli --server=ホスト名 --username=ユーザ名 --password=パスワード software vib remove -n オフラインバンドルファイル名- ホストの許容レベルを,HDLMをインストールする前の値に戻します。
次に示すコマンドを実行してください。--levelパラメタには,HDLMをインストールする前に確認した許容レベルの値を指定します。esxcli --server=ホスト名 --username=ユーザ名 --password=パスワード software acceptance set --level=許容レベル- ホストを再起動します。
- 次に示すコマンドを実行して,デバイスの一覧を確認します。
esxcli --server=ホスト名 --username=ユーザ名 --password=パスワード storage nmp device list : : naa.60060e8006cf2e000000cf2e00000039 Device Display Name: HITACHI Fibre Channel Disk (naa.60060e8006cf2e000000cf2e00000039) Storage Array Type: VMW_SATP_LOCAL Storage Array Type Device Config: {device config options } Path Selection Policy: VMW_PSP_MRU Path Selection Policy Device Config: Path Selection Policy Device Custom Config: Working Paths: vmhba2:C0:T0:L3 : :表示された実行結果から,「Device Display Name」に「HITACHI Fibre Channel Disk」が表示されている項目を探し,「Storage Array Type」に「HTI_SATP_HDLM」が表示されていないことを確認してください。ホストのアンインストールが完了したら,リモート管理クライアントのアンインストールに進んでください。
リモート管理クライアントのVMware PowerCLIで操作します。
- リモート管理クライアント上のWindowsに,Administratorsグループのユーザでログオンします。
- リモート管理クライアントで,Windows PowerShellのプロンプトを起動し,次に示すコマンドを実行してESXiホストに接続します。
Connect-VIServer -Server "ホスト名またはIPアドレス" -User "ユーザ名" -Password "パスワード" $vmHost = Get-VMHost "ホスト名またはIPアドレス" $esxcli = Get-EsxCli -VMHost $vmHost -V2- 次に示すコマンドを実行して,HDLMのオフラインバンドルファイル名を確認します。
$esxcli.software.vib.list.Invoke() | findstr hdlm | findstr Name- HDLMをアンインストールします。
次に示すコマンドを実行してください。vibnameパラメタには,手順3で確認したVib名を指定します。$esxcli.software.vib.remove.Invoke(@{vibname="Vib名"})- ホストの許容レベルを,HDLMをインストールする前の値に戻します。
次に示すコマンドを実行してください。levelパラメタには,HDLMをインストールする前に確認した許容レベルの値を指定します。$esxcli.software.acceptance.set.Invoke(@{level="許容レベル"})- ホストを再起動します。
- 次に示すコマンドを実行して,デバイスの一覧を確認します。
Connect-VIServer -Server "ホスト名またはIPアドレス" -User "ユーザ名" -Password "パスワード" $vmHost = Get-VMHost "ホスト名またはIPアドレス" $esxcli = Get-EsxCli -VMHost $vmHost -V2 $esxcli.storage.nmp.device.list.Invoke()表示された実行結果から,「Device Display Name」に「HITACHI Fibre Channel Disk」が表示されている項目を探し,「Storage Array Type」に「HTI_SATP_HDLM」が表示されていないことを確認してください。ホストのアンインストールが完了したら,リモート管理クライアントのアンインストールに進んでください。
リモート管理クライアントのアンインストールは,HDLMアンインストールユティリティ(removehdlm)を実行してください。コントロールパネルの[プログラムと機能]からはアンインストールできません。
リモート管理クライアントは,サイレントアンインストールできます。サイレントアンインストールとは,処理中の応答処理を省略できるアンインストール方法です。
removehdlmユティリティについては,「7.7 removehdlm HDLMアンインストールユティリティ」を参照してください。
- 「管理者:コマンドプロンプト」を起動します。
- 次に示すコマンドを実行して,removehdlmユティリティを実行します。
removehdlmサイレントアンインストールする場合は,removehdlmユティリティに-sパラメタを付けて実行します。removehdlm -s- アンインストール結果の確認をします。
アンインストール結果をコマンドプロンプトで確認してください。サイレントアンインストールした場合は,hdlmvmuninst.logに出力されたメッセージも併せて確認してください。
hdlmvmuninst.logは,Windowsのインストール先ドライブの直下に出力されます。
- 注意事項
- HDLMをアンインストールしても,HDLMに同梱されているVisual C++ 2015-2019再頒布可能パッケージはアンインストールされません。
- インストール時に,Windows PowerShellの実行ポリシーの設定を変更した場合は,変更前のポリシーに戻してください。
- インストール時に,VMware PowerCLIの証明書チェックの設定を変更した場合は,変更前の設定に戻してください。
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