Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(VMware®用)
ESXiホストで発生した障害,およびリモート管理クライアントで発生した障害に対し,それぞれ障害情報が採取されます。
- ESXiホストで発生した障害に関するログは,ESXiホストのsyslogに出力されます。
I/Oエラーやパスステータスの変更のログが該当します。- リモート管理クライアントで発生した障害に関するログは,リモート管理クライアントの障害ログとして出力されます。
この障害情報から,障害状況の把握や原因の解析ができます。
ESXiホストの障害情報について次の表に示します。
ログ名 内容 出力先 syslog 検知した障害などの情報が採取されます。 デフォルトのファイル名称を,次に示します。
/var/log/vmkernel.log
syslogのファイルパスの設定方法については,VMware vSphereのマニュアルを参照してください。障害レベルについては,「8.1.1 メッセージIDの出力形式と意味」の「表8-1 メッセージID(KAPLnnnnn-l)の形式と意味」を参照してください。
リモート管理クライアントの障害情報について次の表に示します。
ログ名 内容 出力先 統合トレースファイル HDLMコマンドの動作ログが採取されます。※1 デフォルトのファイル名称を,次に示します。
プログラムのインストール先ドライブ:\Program Files (x86)※2\HITACHI\HNTRLib2\spool\hntr2n.log(nはファイルの番号)
統合トレースファイルの出力先フォルダおよびファイルのプレフィックスは,Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリ(HNTRLib2)のユティリティで指定します。プロセス別トレース情報ファイル※3 HDLMコマンドの動作ログが採取されます。 プロセス別トレース情報ファイルの名称を,次に示します。 \Program Files (x86)\HITACHI\DynamicLinkManagerForVMware\log\dlnkmgr[1-2].log※4トレースファイル HDLMマネージャのトレース情報が,ユーザの設定したレベルで採取されます。障害が発生したときに,設定を変更してトレース情報を採取することがあります。 トレースファイルの名称を,次に示します。 \Program Files (x86)\HITACHI\DynamicLinkManagerForVMware\log\hdlmtr[1-64].log※4障害ログ Global Link Managerとの連携時に発生した障害情報が採取されます。
- HDLMマネージャのログ
\Program Files (x86)\HITACHI\DynamicLinkManagerForVMware\log\dlmmgr[1-16].log※4
- 共通エージェントコンポーネントのログ
\Program Files (x86)\HITACHI\DynamicLinkManagerForVMware\log\dlmwebagent[1-N].log※4- Nの値は,dlmwebagent.propertiesファイルの設定に依存します。
- デフォルト値は2です。ファイル数を変更する場合は,logFileNumに2~16の値を指定します。
イベントログ 監査ログが採取されます。 イベントログ(アプリケーションログ)
- 注※1
- Windows 10の場合は,動作ログはプロセス別トレース情報ファイルに出力されます。
- 注※2
- Windows 8(x86)の場合は,Program Filesとなります。
- 注※3
- Windows 10の場合に出力されます。
- 注※4
- 下線部はインストール時に指定したフォルダです。
- これらのファイルを取得する場合は,必ず別のファイルにコピーしてください。
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