Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)
論理ボリュームがマルチパス構成であることは,次の手順を実行することで確認できます。
- dmsetup deps -o blkdevnameコマンドでボリュームグループのマッピング情報を確認します。
コマンドのバージョンによって,確認した結果がデバイス名で表示される場合と,デバイスファイルのメジャー番号とマイナー番号で表示される場合があります。
デバイス名で表示される場合は手順3に進んでください。
デバイス名で表示される場合のコマンドの実行例を次に示します。# dmsetup deps -o blkdevname ボリュームグループ名-論理ボリューム名: N dependencies : (デバイス名)デバイスファイルのメジャー番号とマイナー番号で表示される場合のコマンドの実行例を次に示します。# dmsetup deps -o blkdevname ボリュームグループ名-論理ボリューム名: N dependencies : (メジャー番号, マイナー番号)各論理ボリュームの参照先になっているデバイス名,またはメジャー番号とマイナー番号を確認します。Nの値は論理ボリュームを構成するディスク数で,確認方法には関連しないため意識する必要はありません。- /proc/partitionsの情報から手順1で確認したメジャー番号とマイナー番号に対応するデバイス名を確認します。
コマンドの実行例を次に示します。# cat /proc/partitions major minor #blocks name メジャー番号 マイナー番号 物理ディスクブロック数 デバイス名- HDLM構成定義ユティリティ(dlmcfgmgr)に-vパラメタを指定して,HDLMデバイス名と管理対象になっているSCSIデバイス名を確認します。
コマンドの実行例を次に示します。# /sbin/dlmcfgmgr -v HDevName Management Device Host Channel Target Lun /dev/sddlmaa configured /dev/sda 2 0 0 0 /dev/sdh 3 0 0 0 ... KAPL10302-I /sbin/dlmcfgmgr completed normally.HDLMデバイス名が「sddlmaa」,管理対象のSCSIデバイス名が「sda」,「sdh」であることを確認できます。- 手順1または手順2で確認したデバイス名が,手順3で確認した「管理対象のSCSIデバイス名」に含まれているか確認します。パーティション番号は除いて比較してください。
含まれている場合,対応する論理ボリューム(ボリュームグループ)はマルチパス構成ではありません。
含まれていない場合,対応する論理ボリューム(ボリュームグループ)はマルチパス構成です。
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