Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)
Red Hat Enterprise Linux 8を使用する場合の関連製品を次に示します。
- この項の構成
- (1) HDLMがサポートするクラスタソフトウェア
- (2) HDLMがサポートするボリュームマネージャ
- (3) HDLMがサポートするファイルシステム
- (4) HDLMがサポートするブートディスク環境
HDLMをクラスタ構成で使用する場合,そのクラスタを構成するすべてのノードには同じバージョンのHDLMをインストールしてください。異なるバージョンがインストールされている場合,クラスタが正常に動作しないおそれがあります。次に示すコマンドを実行して表示される「HDLM Version」および「Service Pack Version」が一致する場合,同じバージョンのHDLMになります。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sysクラスタ構成を構築する場合の関連プログラムを次の表に示します。
表3-28 Red Hat Enterprise Linux 8を使用する場合のクラスタソフトウェア(FC-SANを使用する場合)
カーネルアーキテクチャ カーネル クラスタソフトウェア EM64T/AMD64 4.18.0-147.el8.x86_64 CLUSTERPRO X 4.2.2-1※1※2※3
HAモニタ 01-71※4※5
HAモニタ 01-72※4※5
LifeKeeper v9 Update5(9.5.1)※6※7
Oracle RAC 19c (19.10.0.0.0)※8※9
RHCM4.18.0-147.5.1.el8_1.x86_64 CLUSTERPRO X 4.2.2-1※1※2※3
HAモニタ 01-71※4※5
HAモニタ 01-72※4※5
LifeKeeper v9 Update5(9.5.1)※6※7
RHCM4.18.0-147.8.1.el8_1.x86_64 CLUSTERPRO X 4.2.2-1※1※2※3
HAモニタ 01-71※4※5
HAモニタ 01-72※4※5
LifeKeeper v9 Update5(9.5.1)※6※7
Oracle RAC 19c (19.10.0.0.0)※8※9
RHCM4.18.0-193.el8.x86_64 CLUSTERPRO X 4.2.2-1※1※2※3
HAモニタ 01-71※4※5
HAモニタ 01-72※4※5
Oracle RAC 19c (19.10.0.0.0)※8※9
RHCM4.18.0-193.28.1.el8_2.x86_64 HAモニタ 01-71※4※5
HAモニタ 01-72※4※5
Oracle RAC 19c (19.10.0.0.0)※8※9
RHCM4.18.0-240.el8.x86_64 Oracle RAC 19c (19.10.0.0.0)※8※9
RHCM
- 注※1
- Diskモニタ(TUR(legacy))による監視は未サポートです。
- 「3.13 CLUSTERPROの設定」を参照してください。
- 注※2
- rawデバイスによる監視をサポートします。
- 注※3
- Diskモニタ(READ)による監視をサポートします。ただし,LVM環境では未サポートです。
- 注※4
- Hitachi HA Booster Pack for Linuxをあわせて使用する場合は,OS障害通知機能だけをサポートします。
- 注※5
- HAモニタはパーシステントリザーブをサポートしています。また,ストレージは次のものだけをサポートします。
- HUS VM
- Universal Storage Platform V/VMシリーズ
- Virtual Storage Platformシリーズ
- VSP 5000シリーズ
- VSP G1000シリーズ
- VSP G1500
- VSP F1500
- VSP Eシリーズ
- VSP Gx00モデル
- VSP Fx00モデル
- パーシステンリザーブを使用する場合は,ストレージ側でLUのホストモードオプションの2番を有効にしてください。 詳細はストレージシステムのマニュアルを参照してください。
- 注※6
- HDLM ARK 9.5.1-7154を使用した環境だけをサポートします。
- 注※7
- rawデバイスを使用した構成は未サポートです。
- 注※8
- ASMディスクグループは外部冗長を推奨します。サーバ,ストレージ間をマルチパス構成としている環境で標準冗長または高冗長を使用する場合は,必要となるOracle設定について,Oracle社へお問い合わせください。
- 注※9
- 自動ストレージ管理(ASM)機能(rawデバイスを使用),およびOracle Grid Infrastructureの構成だけをサポートします。
- 「3.15 Oracle RACの設定」の注意事項を参照してください。
ボリュームマネージャを使用する場合の関連プログラムを次の表に示します。
表3-29 Red Hat Enterprise Linux 8を使用する場合のボリュームマネージャ
カーネルアーキテクチャ カーネル ボリュームマネージャ EM64T/AMD64 4.18.0-147.el8.x86_64 LVM2.03.05-5.el8 4.18.0-147.5.1.el8_1.x86_64 4.18.0-147.8.1.el8_1.x86_64 4.18.0-193.el8.x86_64 LVM2.03.08-3.el8 4.18.0-193.28.1.el8_2.x86_64 4.18.0-240.el8.x86_64 LVM2.03.09-5.el8
HDLMがサポートするファイルシステムを次の表に示します。
表3-30 Red Hat Enterprise Linux 8を使用する場合のファイルシステム
カーネルアーキテクチャ カーネル ファイルシステム EM64T/AMD64 4.18.0-147.el8.x86_64 ext2(OSに同梱)
ext3(OSに同梱)
ext4(OSに同梱)
xfs(OSに同梱)
GFS2(OSに同梱)※1※24.18.0-147.5.1.el8_1.x86_64 4.18.0-147.8.1.el8_1.x86_64 4.18.0-193.el8.x86_64 ext2(OSに同梱)
ext3(OSに同梱)
ext4(OSに同梱)
xfs(OSに同梱)4.18.0-193.28.1.el8_2.x86_64 4.18.0-240.el8.x86_64
- 注※1
- HDLMデバイスをブートディスクとして使用できません。
- 注※2
- クラスタ構成は未サポートです。
HDLMは「表3-31 Red Hat Enterprise Linux 8を使用する場合のブートディスクの動作環境(FC-SANを使用する場合)」の表に示す環境でブートディスクをサポートします。
ストレージシステムの各モデルがサポートするOS(カーネル)の詳細については,ストレージシステムのマニュアルを参照してください。
表3-31 Red Hat Enterprise Linux 8を使用する場合のブートディスクの動作環境(FC-SANを使用する場合)
カーネルアーキテクチャ カーネル HBA 対応するストレージシステム EM64T/AMD64 4.18.0-147.el8.x86_64 Emulex
QLogicHUS100シリーズ
HUS VM
Universal Storage Platform V/VMシリーズ
Virtual Storage Platformシリーズ
VSP 5000シリーズ
VSP G1000シリーズ
VSP G1500
VSP F1500
VSP Eシリーズ
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル4.18.0-147.5.1.el8_1.x86_64 4.18.0-147.8.1.el8_1.x86_64 4.18.0-193.el8.x86_64 4.18.0-193.28.1.el8_2.x86_64 4.18.0-240.el8.x86_64
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