Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)
パスを手動で稼働状態または閉塞状態にすることで,パスを切り替えられます。手動で一時的にパスを切り替えることで,システムのメンテナンスなどができます。
次に示す方法で,パスを手動で稼働状態または閉塞状態にできます。
- HDLMコマンドのonlineまたはofflineオペレーションを実行する
onlineについては「6.5 online パスを稼働状態にする」を,offlineについては「6.4 offline パスを閉塞状態にする」を参照してください。ただし,あるLUに対する最後の稼働状態のパスは,手動で閉塞状態に切り替えられません。また,障害が復旧していないパスについては,稼働状態に切り替えられません。
切り替え先のパスについては,自動パス切り替えの場合と同じです。
通常,同じLUにアクセスするすべてのパスが同時に切り替え先の候補になります。ただし,ノンオーナパスがある場合は,オーナパスが第1候補,ノンオーナパスが第2候補の切り替え先になります。
閉塞状態にしたパスは,onlineオペレーションを実行することで稼働状態にできます。onlineオペレーションについては,「6.5 online パスを稼働状態にする」を参照してください。使用しているパスにノンオーナパスがある場合は,使用するパスは,稼働状態のオーナパス,ノンオーナパスの順で選択されます。
- 注
- ノンオーナパスがあるのは,次の場合です。
- HUS100シリーズを使用している場合で,ダイナミックI/Oパスコントロール機能を有効にしているとき
- global-active deviceを使用している場合で,non-preferred path optionを設定しているとき
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2021, Hitachi, Ltd.