Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)
新規にHDLMデバイスを設定してHDLM管理対象のデバイスを自動マウントする場合の方法を説明します。
- 自動マウントするHDLMデバイスの論理デバイスファイル名を特定します。
HDLMコマンドのviewオペレーションを実行して,該当するHDLMデバイスの論理デバイスファイル名,および該当するSCSIデバイスの論理デバイスファイル名を特定します。viewオペレーションについては,「6.7 view 情報を表示する」を参照してください。実行例を次に示します。図3-19 HDLMコマンドのviewオペレーション(-drv指定)の実行例
実行例では,/dev/sdhに対応するHDLMデバイスの論理デバイスファイル名は,sddlmaaだと特定できます。
- /etc/fstabファイルに,手順1で調べたHDLMデバイスの論理デバイスファイル名を追加します。
/etc/fstabファイルの編集例を次に示します。/dev/sddlmaa(HDLMデバイスの論理デバイスファイル名)を追加しています。IP-SAN環境の場合は,マウントオプションに「_netdev」または「nofail」を指定してください。また,QLogic 8400シリーズ(FCoE)環境の場合は,マウントオプションに「_netdev」を指定してください。
- FC-SAN環境の場合
/dev/sddlmaa /mnt/sdh ext2 defaults 0 0- IP-SAN環境の場合
- OSがRed Hat Enterprise Linux 6,またはRed Hat Enterprise Linux 7のとき
/dev/sddlmaa /mnt/sdh ext2 _netdev 0 0- OSがSUSE LINUX Enterprise Server 11,SUSE LINUX Enterprise Server 12またはSUSE LINUX Enterprise Server 15のとき
/dev/sddlmaa /mnt/sdh ext2 nofail 0 0- QLogic 8400シリーズ(FCoE)環境の場合
- OSがRed Hat Enterprise Linux 6,またはRed Hat Enterprise Linux 7のとき
/dev/sddlmaa /mnt/sdh ext2 _netdev 0 0- ホストを再起動または手動でマウントします。
HDLM管理対象のデバイスは,HDLMデバイスの論理デバイスファイル名でマウントされます。
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