Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)
SUSE LINUX Enterprise Server 11を使用する場合の関連製品を次に示します。
- この項の構成
- (1) HDLMがサポートするクラスタソフトウェア
- (2) HDLMがサポートするボリュームマネージャ
- (3) HDLMがサポートするファイルシステム
- (4) HDLMがサポートするブートディスク環境(FC-SANを使用する場合)
HDLMをクラスタ構成で使用する場合,そのクラスタを構成するすべてのノードには同じバージョンのHDLMをインストールしてください。異なるバージョンがインストールされている場合,クラスタが正常に動作しないおそれがあります。次に示すコマンドを実行して表示される「HDLM Version」および「Service Pack Version」が一致する場合,同じバージョンのHDLMになります。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sysクラスタ構成を構築する場合の関連プログラムを次の表に示します。
表3-32 SUSE LINUX Enterprise Server 11を使用する場合のクラスタソフトウェア
カーネルアーキテクチャ カーネル クラスタソフトウェア EM64T/AMD64 3.0.101-63.1-default Oracle RAC 11g Release 2(11.2.0.3.0)※1※2
Oracle RAC 11g Release 2(11.2.0.4.0)※1※23.0.101-108.21-default 3.0.101-108.68-default
- (凡例)
- -:該当なし
- 注※1
- ASMディスクグループは外部冗長を推奨します。サーバ,ストレージ間をマルチパス構成としている環境で標準冗長または高冗長を使用する場合は,必要となるOracle設定について,Oracle社へお問い合わせください。
- 注※2
- 次に示す構成をサポートします。
- 自動ストレージ管理(ASM)機能(rawデバイスを使用),およびOracle Grid Infrastructureの構成
- 自動ストレージ管理(ASM)機能(ASMLib Kernel driver(ASMLib)を使用),およびOracle Grid Infrastructureの構成
- 「3.15 Oracle RACの設定」の注意事項を参照してください。
ボリュームマネージャを使用する場合の関連プログラムを次の表に示します。
表3-33 SUSE LINUX Enterprise Server 11を使用する場合のボリュームマネージャ
カーネルアーキテクチャ カーネル ボリュームマネージャ IA32 3.0.101-63.1-default
3.0.101-63.1-paeLVM2.02.98-0.33.1 3.0.101-108.21-default
3.0.101-108.21-pae3.0.101-108.68-default
3.0.101-108.68-paeEM64T/AMD64 3.0.101-63.1-default
3.0.101-63.1-xenLVM2.02.98-0.33.1 3.0.101-108.21-default
3.0.101-108.21-xen3.0.101-108.68-default
3.0.101-108.68-xenボリュームマネージャを使用する場合の注意事項を次に示します。
- YaST2のシステムにあるディスクの分割,システムのバックアップ機能はサポートしますが,YaST2とLVMの組み合わせは未サポートです。
HDLMがサポートするファイルシステムを次の表に示します。
表3-34 SUSE LINUX Enterprise Server 11を使用する場合のファイルシステム
カーネルアーキテクチャ カーネル ファイルシステム IA32 3.0.101-63.1-default
3.0.101-63.1-paeext2(OSに同梱)
ext3(OSに同梱)
ext4(OSに同梱)
ReiserFS(OSに同梱)
xfs(OSに同梱)
Btrfs(OSに同梱)※13.0.101-108.21-default
3.0.101-108.21-pae3.0.101-108.68-default
3.0.101-108.68-paeEM64T/AMD64 3.0.101-63.1-default
3.0.101-63.1-xenext2(OSに同梱)
ext3(OSに同梱)
ext4(OSに同梱)
ReiserFS(OSに同梱)
xfs(OSに同梱)
Btrfs(OSに同梱)※13.0.101-108.21-default
3.0.101-108.21-xen3.0.101-108.68-default
3.0.101-108.68-xen
- 注※1
- HDLMデバイスをブートディスクとして使用できません。
- 注※2
- GPFSのリザーブ機能は使用できません。
(4) HDLMがサポートするブートディスク環境(FC-SANを使用する場合)
HDLMは「表3-35 SUSE LINUX Enterprise Server 11を使用する場合のブートディスクの動作環境」に示す環境でブートディスクをサポートします。
ストレージシステムの各モデルがサポートするOS(カーネル)の詳細については,ストレージシステムのマニュアルを参照してください。
表3-35 SUSE LINUX Enterprise Server 11を使用する場合のブートディスクの動作環境
カーネルアーキテクチャ カーネル HBA 対応するストレージシステム IA32 3.0.101-63.1-default
3.0.101-63.1-paeEmulex
QLogicHitachi AMS2000シリーズ
Hitachi SMSシリーズ
HUS100シリーズ
HUS VM
Universal Storage Platform V/VMシリーズ
Virtual Storage Platformシリーズ
VSP 5000シリーズ
VSP G1000シリーズ
VSP G1500
VSP F1500
VSP Eシリーズ
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル3.0.101-108.21-default
3.0.101-108.21-pae3.0.101-108.68-default
3.0.101-108.68-paeEM64T/AMD64 3.0.101-63.1-default
3.0.101-63.1-xenEmulex
QLogic3.0.101-108.21-default
3.0.101-108.21-xen3.0.101-108.68-default
3.0.101-108.68-xen
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