PowerHAを使用する場合は,HDLMに添付されているPowerHA用スクリプトにユーザー定義ディスク・メソッドを設定してください。
次にユーザー定義ディスク・メソッドを設定する手順を示します。ここでは,PowerHA 7.2.3での手順を説明します。SMITメニューの画面遷移は,PowerHAのバージョンによって異なる場合があります。そのため,使用するPowerHAのマニュアルもあわせて参照してください。
- SMIT画面から[ユーザー定義ディスク・メソッドの追加]画面を起動します。
[ユーザー定義ディスク・メソッドの追加]画面を起動するためのメニュー選択例を次に示します。
[通信アプリケーションとサービス]-[PowerHA SystemMirror]-[ユーザー定義クラスター構成]- [リソース]-[ユーザー定義ディスク・メソッド]-[ユーザー定義ディスク・メソッドの追加]
- [ユーザー定義ディスク・メソッドの追加]画面で,各項目を設定します。
設定する項目と設定内容を次に示します。
- ディスク・タイプ(CuDvからのPdDvLnフィールド)
-
- HDLM Subclass※1がnodeの場合
disk/node/dlmfdrv
HDLM Subclass※1をfcpからnodeに変更した場合は,次に示す設定を削除してください。
disk/fcp/dlmfdrv
disk/scsi/dlmfdrv
- HDLM Subclass※1がfcpで,かつファイバチャネル接続の場合※2
disk/fcp/dlmfdrv
- HDLM Subclass※1がfcpで,かつSCSI接続の場合※2
disk/scsi/dlmfdrv
- HDLM Subclass※1がfcpで,ファイバチャネル接続,SCSI接続の両方を使用している場合※2
disk/fcp/dlmfdrv
disk/scsi/dlmfdrv
- 注※1
- HDLM Subclassは,HDLM動作ODM設定ユティリティ(dlmodmset)で確認,設定できます。HDLM動作ODM設定ユティリティ(dlmodmset)については「7.12 dlmodmset HDLM動作ODM設定ユティリティ」を参照してください。
- 注※2
- HDLM Subclassをnodeからfcpに変更した場合は,disk/node/dlmfdrvの設定を削除してください。
- ゴースト・ディスクを識別するためのメソッド
- /usr/DynamicLinkManager/cluster/dlm_hacmp_gdisk_check
- 予約の有無を判別するためのメソッド
- /usr/DynamicLinkManager/cluster/dlm_hacmp_gdisk_reserve_check
- 予約を解除するためのメソッド
- TARGET
- 並列予約解除
- いいえ
- ディスクを使用可能にするためのメソッド
- MKDEV
- 設定が終了したら,[了解]ボタンをクリックします。
- SMIT画面から[クラスター・リソースの同期化]画面を起動し,クラスタ-・リソースの同期化を実行します。
[クラスター・リソースの同期化]画面を起動するためのメニューを選択例を次に示します。
[通信アプリケーションとサービス]-[PowerHA SystemMirror]- [クラスター・ノードおよびネットワーク]-[クラスター構成の検証と同期化]
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