Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(AIX用)
LU単位リザーブ機能は,リザーブするかどうかをLUごとに設定できる機能です。
LU単位リザーブ機能を使用するには,HTC_ODM 5.0.52.1以降,XP_ODM 5.0.52.1以降,またはHitachi Disk Array Driver for AIX 01-03以降が必要です。
LU単位のリザーブは,次の表に示すHDLMの属性によって設定されます。
| 属性名 | 属性値 | 説明 |
|---|---|---|
| dlmrsvlevel | no_reserve | LUをリザーブしません。 |
| system | 上記以外の環境で使用する場合の初期値です。HDLM のリザーブ レベルの設定に従って動作します。 | |
| hamonitor | HAモニタ ハイブリッドフェンシング機能を使用します。 |
次の条件に該当する場合,dlmrsvlevelの属性値を確認してください。dlmrsvlevelがsystemに設定されている場合は,no_reserveに設定する必要があります。
dlmrsvlevelの属性値を設定する手順を次に示します。
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -drv PathID HDevName Device LDEV 000000 dlmfdrv0 hdisk6 VSP_Fx00.410017.001020 000001 dlmfdrv0 hdisk9 VSP_Fx00.410017.001020 000002 dlmfdrv1 hdisk7 VSP_Fx00.410017.001021 000003 dlmfdrv1 hdisk10 VSP_Fx00.410017.001021 000004 dlmfdrv2 hdisk8 VSP_Fx00.410017.001022 000005 dlmfdrv2 hdisk11 VSP_Fx00.410017.001022 KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view(-vstv), 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
# lsattr -El dlmfdrvn dlmrsvlevel system N/A 真以降の手順はdlmrsvlevelがsystemに設定されていた場合に実行してください。
# umount ファイルシステムのマウントポイント
# lsvg -o
# varyoffvg ボリュームグループ名Hitachi Disk Array Driver for AIXのディスクマッピング機能を使用していない場合は,手順9に進みます。
# /opt/hitachi/drivers/hsdrv_lsdkinfo -l hdiskn -a preserved_attr preserved_attr unuse 保存された属性下線部のpreserved_attr属性の値がunuseに設定されているか確認してください。属性を変更するHDLMデバイス(dlmfdrvn)に対応するすべての物理ボリューム(hdisk)に対して,このHitachi Disk Array Driver for AIXのコマンドを実行してください。
# /opt/hitachi/drivers/hsdrv_chdkinfo -l hdiskn -a preserved_attr=unuse
# chdev -l dlmfdrvn -a dlmrsvlevel=no_reserve
# lsattr -El dlmfdrvn dlmrsvlevel no_reserve N/A 真Hitachi Disk Array Driver for AIXのディスクマッピング機能を使用していない場合は手順12に進みます。
# /opt/hitachi/drivers/hsdrv_savedkinfo -a # bosboot -aHitachi Disk Array Driver for AIXのコマンドの詳細については,Hitachi Disk Array Driver for AIXのマニュアルを参照してください。
# varyonvg ボリュームグループ
# mount ファイルシステムのマウントポイント
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